2014年 08月 13日
美術展めぐり
別の日、金沢市立中村記念美術館にて「館蔵名品百選」を観る。館内は今春リニューアルされたというが、レイアウトなど大きな変更はなく、古ぼけた感じが一掃された程度。こちらは、そもそも茶道具中心の美術館なので、引き続いての日本美術見学となった。
野々村仁清など江戸時代を中心とはするが、鎌倉期の重文クラスの名品から、松田権六など現代の名工の作品まで、きら星の如く一流芸術家の作品が並び、それがまた名品揃いで、その館蔵品のグレードの高さに驚いた。これまで企画展などで見たことのあるものも混じってはいたが、これだけズラッと並んでいるのは初めて。ただただ圧巻であった。これまで何度も来ているが、今回が一番。さすが加賀百万石の底力。