2016年 02月 10日
恋愛空白がもたらすもの
その結果、仕事の出来る女性が恋愛空白のまま三十代を迎え、焦りの気持ちも混じる中、強烈に言い寄ってくる男がいると、男の本性を見抜けないまま、ダメな男にひっかかるというような事態が目立ってきた。
三十を過ぎた女性タレントが、新婚早々の音楽家に強くくどかれて不倫関係となり、それがばれて仕事を失った、今話題の事件は、女性側の事後処理も多少誤った感はあるが、なんと言っても男に節操がないのは明らか。にも関わらず、男側が通常の芸能活動ができていることに、英国のジャー ナリズムは男女差別だと批判していた。
芸能界は恋愛禁止が契約書に書かれてあるそうだ。恋愛をして、事務所が不利益を蒙った場合、タレントを提訴する。その結果、実際、事務所が勝っているという世界である。まったく無菌状態で育てておいて、歳だけはとって、その結果の恋愛事件。可哀想なのは女性である。
某国会議員が、同じく国会議員の妻の出産入院中に、自宅に巨乳タレントを呼び込んで不倫をしていたことが発覚し、今日、辞職した。この方、男子の育休の必要性を訴え、一部賛同者から支持されていただけに、二重の意味で裏切り行為になった。派閥の領袖の娘との離婚歴があり、その原因も女性問題という噂で、すぐにこの才媛議員に猛アタックして結婚したという。そ の間にも支援者の娘との関係とか、会見で、結婚後も別の女性との関係をほのめかすなど、決してお上品とは言い難い人物のようだ。彼女はこの男がそういう輩と見抜けなかった訳で、順調にキャリアを積んできたこの女性にとっても大きな痛手である。
数日前、女性県職員が麻薬に手を出したとして逮捕された。夫がネットで購入し、妻にも使用させたとかで、体調が悪くなり救急車を呼んだことから発覚したという。男は民間人ゆえ、彼女だけが大きく地元ニュースにでていた。
どれもこれも、まったくもって男が原因である。
どんなにしっかりしたインテリやキャリアウーマンでも、恋愛は別問題。男が糾弾されるべきではあるが、女の恋愛経験の不足による見る目のなさのほうも気にかかる。 オーム真理教事件の折、インテリに限ってひっかかっているという話があったが、それの恋愛バージョンのような趣きである。
これらは皆、前回指摘した問題の、表に出て来た事象であると位置づければ、すんなり納得がいく。今後も「立派な大人の、大人げない恋愛沙汰や事件」が次々と勃発する予定である。