2016年 08月 10日
研修会の引率
各校から来るので、最初に簡単なゲームをして親睦を深める。この会の趣旨を踏まえ、昔はここで自分を平気で出して仲良くなろうとする雰囲気があったが、今は何人かそういう子がいるといった程度で、大盛り上がりという訳にはいかなかった。昔に較べ、随分引っ込み思案のように見える。あまり知らない人に自己を主張するのは、今や嫌われる可能性が高いので、恐る恐る自己を開示していくようなイメージである。
この傾向は、一週間後にあった県下高校弓道のリーダーを集めた研修会でも感じられた。指示待ちで、自主練習時間に練習している人もチラホラしかいない。このため、例年に較べ積極性に欠け覇気がないと、指導教員はおかんむりであった。暑さのせいもあったのかもしれないが、今年、県高校弓道のレベルがぐっと下がったことも、こうした消極性が大きく影響しているように感じられた。
それはさておき、今年も研修のメニューに図書館見学があった。今回は、我が家の近所の市立図書館であった。ここは市内二つ目の図書館として二十年前に出来たところ。元からあった図書館に比べると、バックヤードの書庫が思いのほか狭い。
この図書館、五、六年前、閲覧雑誌の種類を大幅に減らしている。基本、雑誌は買ってくれ、図書館ではもっと他にお金をかけるべきところがあるというスタンスからなのだろう。図書館に行けば、自分の趣味の雑誌がたくさん読めるという感じではなくなったので、少々、足が遠のいた。
今度の研修で「最近、さっぱり来てないな。もっと使わなきゃ。」という気持ちが湧いてきたのが一番の収穫だった。会後、久しぶりに愉しく選んで、数冊借りてきた。