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金沢日和下駄~私のものぐさ日誌~

ギター・サウンドを楽しむ


 23日の朝、新聞を開いたら、ラリー・コリエル(g)死去との記事が出ていた。
 七十年代初頭、ジャズギター界はロックテイストを加えたギタリストたちを輩出した。マハビシュヌのジョン・マクラフリンやこのラリーなど。彼は先駆者的存在であったが、ジャズ色が比較的濃厚に残っていて、後のフュージョン全盛時代に寵児となることはなかった。有名なアルバムは、黒縁眼鏡をかけた横顔がアップに写っているやつである。我が家には、辛島文雄(p)のアルバムにゲストで参加して数曲弾いているLPがある。そういえば、近年は名前を聞かなかった。九十年代以降、どんな活動をしていたのだろう?
 年末のグレック・レイク(b)にしろ、一番、音楽を聴いていた七十年代に活躍した連中がどんどん鬼籍に入っていく。

 職場に、初任でもご一緒だった同世代の音楽好きがいて、古い外国ポピュラー系のCDを貸してくれたので、少しずつ聞いている。グランド・ファンク・レイルロード、クイーン、ブルース・スプリングスティーン、フューイ・ルイス&ザ・ニュース。自分からは買わないジャンルの音楽なので、逆に新鮮に聞くことができた。「ああ、この曲、ヒットしたよねえ」というのが時々流れてくる。グランドファンクの「ロコモーション」やフューイの「パワー・オブ・ラブ」など。中では、やはり世代的にグランド・ファンクのゴリゴリのロック・サウンドが懐かしかった。ギター・リフがいかにもいかにもである。
 そんなわけで、ちょっとハード・ロック気分となり、お楽しみで聴いていたハロプロ系列のガールズ ・ロック・バンド、ラベンダーのDVD(昨年九月のライブ)を購入してみた(エアロスミスとか洋物にいかず、ハロプロかいと突っ込まれそうだ)。魚住有希の弾くギターは典型的ハード・ロック・サウンドで、それにアイドル風味を残したツイン・ボーカルが載るスタイル。彼女のソロはフレーズに華があって上手。売りのツイン・ギターの相棒、宮沢茉凛は超がつく美人さん(魚住はこのライブで卒業。今後、このバンドはどうするのだろう?)。

 最近、夜のお楽しみで、ハロプロPR番組を連続的に見ている。その中で、アイドル曲のバック・サウンドを録音する様子がいろいろ紹介されていた。エレキ・ギターやベースが、スタジオで音を録っていく様子がなんとも興味深い。音は「継ぎはぎ」するので、部分部分、細切れで録っていく。「ここはこういうほうがいいよね」ということになると、そこだけ弾きなおす。あるいは何パターンか録って選んだりもする。
 調整室のコンソールの窓の向こう、衝立などに仕切られたスタジオで黙々と孤独に弾くというのではなくて、ディレクターらが一緒に座っていたりする場所で、談笑しながら何度も弾きなおしている様子は、私のこれまでイメージしていた録音風景とだいぶ違う。それに、音はすべてパソコン経由で編集される。そんな今の音づくりの様子がよくわかって面白かった。
 ベースなど、昔、超絶技巧と思われていた奏法や超高速運指も、今や涼しい顔してやっていて、時代の進化を感じた。まあ、なんでもござれの、恐ろしく達者なオッサン演奏家たちである。
 先日、リッチー・ブラックモアがギターを弾いて会場を沸かせている古い映像をネットで観たが、今観ると、なんとソロが単純でのんびりしていることかと、素朴ささえ感じた。これも時の移りかわり。
 ということで、最近、ハード系ギター音楽も聴いている。この手のギター・サウンド、高校生の頃、はまっていた連中多かったなあ。

(追記 話題に出した辛島さんが逝去されたと死亡記事が出ていた。ライブも二度見たことがあり、贔屓のピアニストであった。とにかく巧かった。合掌。2017・2・27)

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by hiyorigeta | 2017-02-25 20:41 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

荷風散人宜しく金沢をぶらぶら歩きしたり日々の生活をつぶやいています。文字ばかりですがご容赦下さい。仕事がらみの話は話題が死んでから載せるようにしています。http://tanabe.easy-magic.com
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