カテゴリ:身近な世界・文具・筆記具( 126 )

久しぶりの万年筆購入

c0098228_03024885.jpg
 前回のシャープペンシルに続いて、久しぶりの万年筆話題。実は、この日誌の訪問者は文具話題で訪れる人がほとんど。
 買ったのはパイロットの「カクノ」。数年前出て話題になったお手軽万年筆(千円)。愚妻はすでに愛用中。今年、透明タイプが出たので、私用に買ってみた。
 タイプとしてはペリカーノジュニア・クラス。あれはペン先が太く、今は採点ペンとして赤色と入れてガシガシ丸をつけている(もちろん、×もたくさんつけるけど(笑))。あれはすぐにキャップにひびが入り、セロハンテープでグルグル巻きにしているが、ヒビの間に赤色が入って、痛々しく、人前に出せる代物ではなくなっている。
 カクノのペン先はFとMしかなく、たっぷりインクですごいスピードで円を描く採点業務には不適。そこで、使っていなかったジャンセン(仏)の「ブルーアズール(空色)」を入れて、ライン引きなどに使うことにした。このインクは薄すぎて実用性に乏しかったので、ようやく、使えるペンを得たといったところ。
 筆記はスムーズで買ってすぐから良好に使える。ペン先の顔のデザインにベロを出しているのが、遊び心。今はペリカーノより初心者にはこっちを勧めた方がよいかもしれない。ペリカーノジュニアのほうは、いつの間にか、値上がりしていて、価格帯が上になっていた。おそらく、国産各社から出ている同価格帯の中で、一番、書き味がよい。
 パイロットのコンバーターは、CON50が廃番となり、CON40となっていた。玉が入ってインクの出に工夫がされたが、吸入量は少なくなったのが、ちょっと残念。
 

[PR]
by hiyorigeta | 2017-11-06 20:52 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

 久しぶりに文具話題。筆記具を買ったという報告は、ブログの上では、なんと3年半ぶり。もともとブログは、「筆記具ブログ」のような時期があって、いまでも訪れる人は筆記具記事目当ての人が多い。現在、元々の、筆記具・金沢お散歩ブログ「金沢日和下駄」を「ものぐさ」日記が乗っ取ったかたちになっている。

 さて、本題。
 力入れすぎでボキボキ折れまくるシャープペンシル。お気に入りを探して何年も前から放浪の旅を続けていました(笑)。一応、落ち着いていたのは、プラチナのオレーヌの金属軸タイプ(2009年購入)から。力を入れると芯がバネで沈み折れない。
 それ以外にも、クルクル回るというのは折れにも強いのではないかと、三菱鉛筆のベストセラー、クルトガ(2009年購入)、プロ御用達というのを信じてステッドラーの0,7ミリ(2012年購入)、と遍歴をしておりました。
 オレーヌが少しずつ傷んできて、芯出しがスムーズでなくなったので、かわりに買ってきたのが、今回のゼブラのデルガードtype.Lx。
 形状は製図タイプ。ペン先に誘導の可動筒がない。バネで力を入れると浮き沈みする機構自体はオレーヌと似ている。これも握りが金属で普及タイプより高級感がある分、少々重い(今回、ここに名前を出したのはずべて千円前後のタイプ)。
 ところで、最近、生徒の筆記具が高級化しているのに気がついていた。昔はドクターグリップ全盛の時代があり、その次にクルトガ全盛の時代があった。今もクルトガは健在だが、持っている筆記具自体、はっきりと高級品である。パイロットの二千円タイプのボールペンとか、独逸のラミー社製とか。これまでなら大人が持っていて人様に貸しても恥ずかしくないレベルの筆記具を、無収入の生徒たちが持っている。
 子供はよく失くすし、扱いが乱暴なのですぐ傷めるしで、昔は、シャープペンシルだったら百円くらいのものを持つのが普通だった。

 ゼブラが、二〇一五年、三千人の学生対象に調査した結果が興味深い。

「シャープペン市場は、少子化の影響で販売本数は減少しているものの、販売金額は年々伸びています。今回の調査で、学生が高価格・高機能のシャープペンをこだわって使っている実態が見えてきました。}(HPの調査記事より)

 「やはり、そうか」という調査結果である。握りやすいとか折れないとかいう機能性が前面に出てきて、単価が高くなった。そして、その流れで、筆記具全体、安物ではなくて、高級なものを使うようになった。また、勉強のためならとお金にこだわらない親の指示というものあるような気がする。どうだろう。

さて、調査で挙げている結論は、以下の通り。

1 約6割の学生が1本400円以上のシャープペンを使用している。
2 約4人に1人が太さの違うシャープペンを複数本持ち、使い分けている。一般的な太さの0.5ミリの芯ではなく、0.3ミリや0.7ミリなどを使っている人が約3割。
3 細い0.3ミリ芯のシャープペンを使っているのは、主に高学年の女子。
4 太い0.7ミリ芯のシャープペンを使っているのは、主に小学生。
5 3割以上の学生が、2B、Bなどの色が濃く、書いた感じがやわらかいシャープ芯を使っている。

 ペンにはこだわらず、安物を使っているほうが、今や少数派なのだ。また、使い分けは、学生の場合、手帳に細字芯、マークシートに太字芯。子供に太字芯が多いのは鉛筆のように使いたいからだろうという。まあ、分かる推論である。
 HBか、その上のB系の芯ばかり使われ、硬いH系の芯が不人気なのも知っている。投げ売りで芯が売っている場合、たいてい、B系はなく、H系ばかりであるから。
 ちなみに、今は老眼で、もう0.3ミリ芯は使っていないが、それ以外の条件はすべて色々やっている。いや、すべてクリアどころか、ステッドラーの鉛筆芯(2ミリ)タイプやら同社の鉛筆フォルダーまで使っていて、好みがはっきりしている万年筆やボールペンに比べて、鉛筆系は、あっちに浮気、こっちに浮気して、決定版が見つかっていない。
 さてさて、使い始めたばかりのデルガード、お気に入りになるかしら。


[PR]
by hiyorigeta | 2017-08-09 20:47 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

万年筆を使い始めて

 しつこく蔵出しシリーズ(笑)。今度のはえらく古い。パソコンのファイルを整理していたら、書き損じのファイルが出て来た。今から十年ほど前、万年筆を再度本格的に使い始めての半年くらいの感想。
 今読むと当たり前のことばかりだが、なんだか初々しい報告という感じなので、文章を整えて掲載。おそらく自分で利点・欠点を整理したかったので箇条書きにしてみたのだろう。(もしかしたら、既に掲載済みかもしれない。だとしたら、ご容赦)。

 生活に万年筆が活躍しはじめて。いいところ悪いところが判ってきた。
(いいところ)
・字を書くことが楽しくなる。
・書くという行為の心構えが違ってきて、仕事などが新鮮に感じられる。
・どの筆でどの色を使うかという選び悩む楽しさがある。
・きれいな色を使える「色」自体が持つ魅力を感ずる。
・アイテムとして弄 くる楽しさ。実利以外の遊びの要素がある。
・製品自体の美しさを愛でる心の余裕ができる。

(困ったところ)
・乾き防止にこまめにキャップをするのが面倒。
・持ち方に方向性があるので、いい加減に手にして書けない。
・油性やコーティングされた紙には不向き。裏写りもするので紙を選ぶ。
・筆記のスピードについていけず、かすれる場合有り。また、最初の一画がフローしないことがあって再度書きが必要(調整のベストなものはこういう症状はないとは言うが……)
・銀行で使ったところ、水溶性のインクは不可と言われる。つまり、インクを選ぶ。
・いい状態を維持するため、置き場所やインクに常に注意をはらわねばならず神経をつかう。

 でも、「手間がかかるものほど愛着が湧く」という種類の品物である。最近、何人にも万年筆を勧めたのだが、判ったのは、そもそも筆記具の持ち方がひどい人は、万年筆は無理であるということ。以来、プレゼントなどは無理せず、多機能ポールペンにしている。
 今日、久しぶりに、ある人に万年筆を持ってもらって、書き方をレクチャーしたが、やはり、筆記具の持ち方が正しくない方で、家にもらいものを死蔵しているという話だったが、確かに、なかなかハードルは高そうである。、 
[PR]
by hiyorigeta | 2017-07-28 20:56 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)
 連休中に上記展覧会を見学した。石川県伝統産業工藝館に入るのは二十年近くぶり。元々は県立美術館の建物で、石川の伝統工藝をアラカルト的に紹介する展示館。以前の記憶とは全然違っていて、リフォーム・リニューアルされていた。常設展から観ていったが、ちょっとアラカルトすぎて、総花的な憾みある。外人さんも見学していたので、一つ一つの作品説明に英語のキャプションがあったらよかった。
 企画展は、地元万年筆コレクターが集めた地元漆作家の手になる蒔絵・沈金万年筆32本の展示。国光会を抱えるパイロット製が多いのは予想出来た。他に、日本のものでは中屋や伊東屋のものなど。外国製もペリ カンやパーカーがあった。
 「趣味の文具箱」などで紹介されていて、限定ものとして各社のカタログに一時期あった、見知ったものもあった。美しい「芸術品」ではあるが、そのあたり、同じデザインでいくつも作る職人技の「製品」でもある。ということで、売値がいくらであったのか知っているものもあり、合計するとなかなかのお値段ということも判る。知っている分野だけに純粋に美しいねえという訳にいかない、ちょっと無粋な感覚。
 コレクターの挨拶文も、万年筆ドクターによるペン先調製を含めて、書き味の楽しさを述べており、使ってこそのペンであることを強調していた。確かにショーケースに並んでいるのを透明樹脂越しに眺めるだけなのは、ちょっと残念感がないでもなかった。
 他の企画展として、熊本のいぐさの魅力を伝える展示や新進気鋭の九谷作家の紹介展示があった。数時間後に、有名ゆるキャラ「くまもん」が来場するとかで、マニアの中年女性がどの場所でお目見えするのかと、早々とやって来て受付嬢に質問していたりしていた。時間がありすぎてそこまで留まることが出来なかったが、新聞によると盛況だったらしい。 
[PR]
by hiyorigeta | 2016-03-23 22:55 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)
c0098228_5394897.jpg

 久しぶりの文具ブログです。
 パーカータイプのボールペンはいくつも持っているのですが、残念ながら、国産のすばらしい書き味に較べ、大味で昔ながらという感じでした。いいリフィルがないものかと探していたところ、伊東屋さんが展開しているロメオのリフィルの評判がいいので、8月の東京行きの際に買ってきました。ここのところ使っていますが、たしかに、ジェットストリームなみに書きやすい。おすすめです。また銀座にいく機会があったら、数本予備買いしておこうと思いました。
 写真はペリカンのグリップが出っ張っていないボールペンと一緒にうつしたもの。筒状の入れ物にはいっています。
[PR]
by hiyorigeta | 2015-12-25 23:38 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(2)

ポーチ購入

 今年、仕事の一つに会計業務があって、時々、日中、職場を出て銀行に向かう。その時、通勤時の鞄では大仰で、小さなポーチがあったら便利なのだがと思っていた。重たいクラッチバックは持っているのだが、ポーチはそのままバックインバックにもなるので、そっちのほうが使い勝手がいい。
 各社の革製をネットで調べたりしていたが、候補の革ポーチの現物が、先の街行きで金沢の支店にあることを見つけ、重くないことを確認して、愚妻が再度街に出向いた時に買ってきてくれた。
 まあ、言ってみれば、財布・手巾・ちり紙・常備薬・手帳を突っ込んでおく小袋の高級版である。これまでは百均の手提げ。ちょっと大の大人が外に持って出られる代物ではなかった。これで、そのまま小脇に抱えて街を歩いても恥ずかしくない。
 愚妻によると、私の記念日というようなものはこの季節にはないので、クリスマスプレゼント名目にするという。
 今、鞄の中は革のいい匂いがしている。
c0098228_1847345.jpg

[PR]
by hiyorigeta | 2015-10-15 21:15 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)
 「池波正太郎真田太平記記念館」二階の彼の書斎を描いたパネルには、万年筆がそこここに置いてあったとという記述があった。実際、四十本ほど所持していたらしい。
 館では、その一本が飾ってあったが、漆を幾重にも重ね塗ったのを彫って模様を出す「彫漆」が一面に施されたオーダー万年筆であった。彫漆は手間がかかる技法で、かなりの高額であったと思われる。
 ちなみにネットで調べると、三十二万円でこの池波モデルの復刻版が出ていた。別会社による十六万円のものもあったが、こちらは、さすがに現物を眺めた目から見ると、少々チープな感じであった(復刻版については「趣味の文具箱」33号に紹介されているという)。

 経営者の戦略を聞く村上龍のテレビ番組「カンブリア宮殿」は、愚妻が好きでよく見る。最後の感想を書くシーンを注視していたら、ある時は、パーカー製の第五のペンと言われる新しいタイプの万年筆外観の水性タイプのペンであった。
 先日の伊東屋の回では、社長の万年筆趣味ぶりが紹介されていて、その流れで、村上も今使っている万年筆を紹介していた。現在は原稿はパソコンで書いているが、番組最後のスクリプトを書く時に使用しているのは、ステッドラー社製万年筆だという。
 以前は、パーカーの万年筆で書いていたらしい。一冊の本を書き上げたら、その万年筆はもう使わず、次の作品からは違う万年筆を使ったという。新しい作品に、前の作品のイメージが籠められてしまったペンを使いたくないという発想のようで、あたかも筆記具が作品と生死を共にするような感覚なのだろうと推察された。村上龍は「万年筆が怖い」という。職業の道具なので、そんな感じも判らないでもない気がした。
 池波が沢山持っていたのも、持った感覚、書き味などの要素が大きいのだろうが、プロ同士、村上の気持ちに通じるものがあったのかもしれない。

 番組で言っていたが、未だに伊東屋の主力は万年筆で、日に百本売れる時もあるという。
 では、村上とはちがい、万年筆が別に恐くない素人の我々が、高価な筆を買うのはなぜかというと、多くの人は、気持ちの余裕を買うという感覚からだろう。
 研究会仲間のある方が、小矢部のアウトレットを初訪問して、ウエッジウッドのカップを買ったという。アウトレットだから買えた値段だが、家でゆっくり珈琲を飲んでいると、ウエッジウッドを使って飲むなんてことが自分の人生で訪れたということに、しみじみとした感慨があったという。珈琲自体も美味しく感じられことだろう。この歳の自分への買い物は、カップにしろペンにしろ、そうした自分の気持ちのためにあるよねと、この旅行の時に、そういう持ち物話で盛り上がった。
この歳で、ケチって下ランクのものを買うと後悔する。高価でも本当にお気に入りのものを手に入れると、もう追加で下ランクのものを買う気がなくなるとか、そんな話。
 車内では、もちろん文学の話も出たけれど、大半は、健康の話、お花の話、家庭菜園の話など。つまりは、定年後の過ごし方の話がほとんど。メンバーももう高齢である。
c0098228_1152622.jpg

(参考) 類似の彫漆万年筆の絵柄(WEBより引用)
[PR]
by hiyorigeta | 2015-09-06 21:14 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)
 昔、サントリーのラジオCMで知った「天使の分け前(Angel's share)」という言葉。ウィスキーなどが熟成の過程で水分やアルコール分が蒸発し、嵩が目減りすることをいう。減った分は天使がぶんどっていったというのだから、エンジェルは赤ちゃんの姿なのに、結構な酒飲みである。
嵩が減るというのなら、実は、万年筆のカートリッジも目減りする。三分の二くらいになったものは時々見かけるが、今日職場で見つけたのは、ほとんど液体分が残っていないもの。何年前のものなのだろう。万年筆に挿したら、数行書いて、また挿し替えねばならぬ。
 酒はそれだけ濃厚になるのだからいいのだけれど、インクは濃厚になったって、詰まりの元になるだけ。いいことなし。
 これって、いったい誰が上前をはねたというのだろうか?
[PR]
by hiyorigeta | 2015-05-23 18:40 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

今年の手帳はMDノート

ひさしぶりの文具ブログ。
いつも月刊スケジュールのみのぺらぺらなものとメモ用のA6ノートを二冊、カバーの左右に挿すというスタイルでしたが、今年の手帳は、以下の一冊もの。
c0098228_1729455.jpg
MDノートのダイアリー・タイプです。背の処理が玄人好み。カバーはその時その時、季節や気分に合わせて。
[PR]
by hiyorigeta | 2015-01-14 21:28 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)
久しぶりの文具話題です。愚妻の誕生日に買ったパイロットの安い万年筆。
c0098228_11321867.jpg
ペン先はプレラと同じで、インクの出もいいです。
c0098228_1132284.jpg
c0098228_11324319.jpg
ゼブラのシャーボXに新発売の三菱鉛筆ジェットストリームの4C替え芯を挿しました。書き心地が全然違いました。
c0098228_11325241.jpg
京都東寺で買った竹軸の筆ペン。実用的で且つ風流です。
[PR]
by hiyorigeta | 2014-02-22 11:38 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

荷風散人宜しく金沢をぶらぶら歩きしたり日々の生活をつぶやいています。文字ばかりですがご容赦下さい。時々日付をさかのぼってアップしたりします。http://tanabe.easy-magic.com


by hiyorigeta
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30