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金沢日和下駄~私のものぐさ日誌~

カテゴリ:身近な世界・文具・筆記具( 123 )

企画展「万年筆という小宇宙」を観る

 連休中に上記展覧会を見学した。石川県伝統産業工藝館に入るのは二十年近くぶり。元々は県立美術館の建物で、石川の伝統工藝をアラカルト的に紹介する展示館。以前の記憶とは全然違っていて、リフォーム・リニューアルされていた。常設展から観ていったが、ちょっとアラカルトすぎて、総花的な憾みある。外人さんも見学していたので、一つ一つの作品説明に英語のキャプションがあったらよかった。
 企画展は、地元万年筆コレクターが集めた地元漆作家の手になる蒔絵・沈金万年筆32本の展示。国光会を抱えるパイロット製が多いのは予想出来た。他に、日本のものでは中屋や伊東屋のものなど。外国製もペリ カンやパーカーがあった。
 「趣味の文具箱」などで紹介されていて、限定ものとして各社のカタログに一時期あった、見知ったものもあった。美しい「芸術品」ではあるが、そのあたり、同じデザインでいくつも作る職人技の「製品」でもある。ということで、売値がいくらであったのか知っているものもあり、合計するとなかなかのお値段ということも判る。知っている分野だけに純粋に美しいねえという訳にいかない、ちょっと無粋な感覚。
 コレクターの挨拶文も、万年筆ドクターによるペン先調製を含めて、書き味の楽しさを述べており、使ってこそのペンであることを強調していた。確かにショーケースに並んでいるのを透明樹脂越しに眺めるだけなのは、ちょっと残念感がないでもなかった。
 他の企画展として、熊本のいぐさの魅力を伝える展示や新進気鋭の九谷作家の紹介展示があった。数時間後に、有名ゆるキャラ「くまもん」が来場するとかで、マニアの中年女性がどの場所でお目見えするのかと、早々とやって来て受付嬢に質問していたりしていた。時間がありすぎてそこまで留まることが出来なかったが、新聞によると盛況だったらしい。 
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by hiyorigeta | 2016-03-23 22:55 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

納得できるリフィルを見つけた

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 久しぶりの文具ブログです。
 パーカータイプのボールペンはいくつも持っているのですが、残念ながら、国産のすばらしい書き味に較べ、大味で昔ながらという感じでした。いいリフィルがないものかと探していたところ、伊東屋さんが展開しているロメオのリフィルの評判がいいので、8月の東京行きの際に買ってきました。ここのところ使っていますが、たしかに、ジェットストリームなみに書きやすい。おすすめです。また銀座にいく機会があったら、数本予備買いしておこうと思いました。
 写真はペリカンのグリップが出っ張っていないボールペンと一緒にうつしたもの。筒状の入れ物にはいっています。
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by hiyorigeta | 2015-12-25 23:38 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(2)

ポーチ購入

 今年、仕事の一つに会計業務があって、時々、日中、職場を出て銀行に向かう。その時、通勤時の鞄では大仰で、小さなポーチがあったら便利なのだがと思っていた。重たいクラッチバックは持っているのだが、ポーチはそのままバックインバックにもなるので、そっちのほうが使い勝手がいい。
 各社の革製をネットで調べたりしていたが、候補の革ポーチの現物が、先の街行きで金沢の支店にあることを見つけ、重くないことを確認して、愚妻が再度街に出向いた時に買ってきてくれた。
 まあ、言ってみれば、財布・手巾・ちり紙・常備薬・手帳を突っ込んでおく小袋の高級版である。これまでは百均の手提げ。ちょっと大の大人が外に持って出られる代物ではなかった。これで、そのまま小脇に抱えて街を歩いても恥ずかしくない。
 愚妻によると、私の記念日というようなものはこの季節にはないので、クリスマスプレゼント名目にするという。
 今、鞄の中は革のいい匂いがしている。
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by hiyorigeta | 2015-10-15 21:15 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

池波正太郎と村上龍の万年筆

 「池波正太郎真田太平記記念館」二階の彼の書斎を描いたパネルには、万年筆がそこここに置いてあったとという記述があった。実際、四十本ほど所持していたらしい。
 館では、その一本が飾ってあったが、漆を幾重にも重ね塗ったのを彫って模様を出す「彫漆」が一面に施されたオーダー万年筆であった。彫漆は手間がかかる技法で、かなりの高額であったと思われる。
 ちなみにネットで調べると、三十二万円でこの池波モデルの復刻版が出ていた。別会社による十六万円のものもあったが、こちらは、さすがに現物を眺めた目から見ると、少々チープな感じであった(復刻版については「趣味の文具箱」33号に紹介されているという)。

 経営者の戦略を聞く村上龍のテレビ番組「カンブリア宮殿」は、愚妻が好きでよく見る。最後の感想を書くシーンを注視していたら、ある時は、パーカー製の第五のペンと言われる新しいタイプの万年筆外観の水性タイプのペンであった。
 先日の伊東屋の回では、社長の万年筆趣味ぶりが紹介されていて、その流れで、村上も今使っている万年筆を紹介していた。現在は原稿はパソコンで書いているが、番組最後のスクリプトを書く時に使用しているのは、ステッドラー社製万年筆だという。
 以前は、パーカーの万年筆で書いていたらしい。一冊の本を書き上げたら、その万年筆はもう使わず、次の作品からは違う万年筆を使ったという。新しい作品に、前の作品のイメージが籠められてしまったペンを使いたくないという発想のようで、あたかも筆記具が作品と生死を共にするような感覚なのだろうと推察された。村上龍は「万年筆が怖い」という。職業の道具なので、そんな感じも判らないでもない気がした。
 池波が沢山持っていたのも、持った感覚、書き味などの要素が大きいのだろうが、プロ同士、村上の気持ちに通じるものがあったのかもしれない。

 番組で言っていたが、未だに伊東屋の主力は万年筆で、日に百本売れる時もあるという。
 では、村上とはちがい、万年筆が別に恐くない素人の我々が、高価な筆を買うのはなぜかというと、多くの人は、気持ちの余裕を買うという感覚からだろう。
 研究会仲間のある方が、小矢部のアウトレットを初訪問して、ウエッジウッドのカップを買ったという。アウトレットだから買えた値段だが、家でゆっくり珈琲を飲んでいると、ウエッジウッドを使って飲むなんてことが自分の人生で訪れたということに、しみじみとした感慨があったという。珈琲自体も美味しく感じられことだろう。この歳の自分への買い物は、カップにしろペンにしろ、そうした自分の気持ちのためにあるよねと、この旅行の時に、そういう持ち物話で盛り上がった。
この歳で、ケチって下ランクのものを買うと後悔する。高価でも本当にお気に入りのものを手に入れると、もう追加で下ランクのものを買う気がなくなるとか、そんな話。
 車内では、もちろん文学の話も出たけれど、大半は、健康の話、お花の話、家庭菜園の話など。つまりは、定年後の過ごし方の話がほとんど。メンバーももう高齢である。
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(参考) 類似の彫漆万年筆の絵柄(WEBより引用)
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by hiyorigeta | 2015-09-06 21:14 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

大昔の万年筆カートリッジ見つけた

 昔、サントリーのラジオCMで知った「天使の分け前(Angel's share)」という言葉。ウィスキーなどが熟成の過程で水分やアルコール分が蒸発し、嵩が目減りすることをいう。減った分は天使がぶんどっていったというのだから、エンジェルは赤ちゃんの姿なのに、結構な酒飲みである。
嵩が減るというのなら、実は、万年筆のカートリッジも目減りする。三分の二くらいになったものは時々見かけるが、今日職場で見つけたのは、ほとんど液体分が残っていないもの。何年前のものなのだろう。万年筆に挿したら、数行書いて、また挿し替えねばならぬ。
 酒はそれだけ濃厚になるのだからいいのだけれど、インクは濃厚になったって、詰まりの元になるだけ。いいことなし。
 これって、いったい誰が上前をはねたというのだろうか?
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by hiyorigeta | 2015-05-23 18:40 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

今年の手帳はMDノート

ひさしぶりの文具ブログ。
いつも月刊スケジュールのみのぺらぺらなものとメモ用のA6ノートを二冊、カバーの左右に挿すというスタイルでしたが、今年の手帳は、以下の一冊もの。
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MDノートのダイアリー・タイプです。背の処理が玄人好み。カバーはその時その時、季節や気分に合わせて。
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by hiyorigeta | 2015-01-14 21:28 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

カクノ 替え芯  筆ペン

久しぶりの文具話題です。愚妻の誕生日に買ったパイロットの安い万年筆。
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ペン先はプレラと同じで、インクの出もいいです。
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ゼブラのシャーボXに新発売の三菱鉛筆ジェットストリームの4C替え芯を挿しました。書き心地が全然違いました。
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京都東寺で買った竹軸の筆ペン。実用的で且つ風流です。
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by hiyorigeta | 2014-02-22 11:38 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

その時買ったもの

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鉛筆を模したお箸とか、
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革のストラップとか、
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柿渋の箱とか、
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鉛筆補助軸とかを買いました。
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色が黄色かぶりしていたので、補助軸の末端部分をもう一度。みな作家さんの手作りです。
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by hiyorigeta | 2013-11-05 18:32 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

パーカータイプのリフィル

パーカーのボールペンのインクがなくなりましたので、買ってきました。同じタイプのものは日本にもあってもっと安いのですが、インクが改良されたと聞いていたので、高い純正を買いました。クインクフローというそうです。
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旧の色と比べると、色もくっきりして、かすれず、確かに良くなっています。
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by hiyorigeta | 2013-03-17 08:18 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(2)

ロールペンケース

 パイロットのロールペンケースです。
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ガチャガチャとこすれあってペンが傷まないようになっています。いいペンをいれないといけないですね。
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お気に入りの万年筆を入れて使いはじめました。
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by hiyorigeta | 2013-02-16 21:03 | 身近な世界・文具・筆記具 | Trackback | Comments(0)

荷風散人宜しく金沢をぶらぶら歩きしたり日々の生活をつぶやいています。文字ばかりですがご容赦下さい。仕事がらみの話は話題が死んでから載せるようにしています。http://tanabe.easy-magic.com