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金沢日和下駄~私のものぐさ日誌~

カテゴリ:石川・金沢話題( 127 )

玉泉院庭園で弦楽四重奏を聴く


 お盆に雨があって、夜も気温が下がらず寝苦しいままというような酷暑は、少しは峠をこした感じになってきた今日この頃。
 夕刻、玉泉院庭園のライトアップ&演奏会に出向く。この庭園が昨年三月に復元されて、「ブラタモリ」などにも紹介されていたので、見に行きたいと思ってはいたのだが、そのままになっていた。街中にあり、行こうと思えば、買い物ついでにいつでもいけると思っていると、逆に行かないものである。場所は尾山神社の裏、昔の県立体育館のあったところ。
 イベントとして土曜日日曜日はライトアップしているそうだが、今回は、その時に流れるBGMを止めて、オーケストラ・アンサンブル金沢の四人(弦楽四重奏)が生演奏するという企画である。
 仕事を早めに切り上げて、バスで繁華街に。外食後、早めに現地に行く。明るさの残る庭園を散策しようかと思っていたが、すでに園内の散策は止められていた。
 こじんまりとした擂り鉢状の日本庭園で、真ん中に小橋がかかり、奧に短冊石が特徴の石垣が見える。坂上には現存する城の一部、十間長屋が一部見え、それもライトアップされていた。

 暗くなって演奏スタート。ハイドンのセレナーデなど数曲で意外にあっけなく第一部終了。
 我々は二部を聴かず、横の坂を上がってライトアップ中の金沢城公園へ。ライトに浮かぶ菱櫓も幻想的だったが、金大の校舎のビルがなくなったせいで、広々として、そのせいで石垣が目立つ。この石垣積み方の種類が多いのがこの城の特色だという話は最近有名になったが、たしかに石垣があちこちある。ここが整備されたから気がつくことで、このことを実感したのが今回の発見。

 せっかくここまできたのだからと戻らず、石川門を抜けて兼六園のほうに。ここも夜の無料開放をやっていたので入る。中は霞が池周遊コースができていて、順路に従って歩く。夜の兼六園は、花見シーズンや大晦日元旦に歩いたことは何度かあるが、こんな夏の平日の夜に、パラパラと人がいる程度の暗闇を歩くのは久しぶりのことであった。
 演奏会だけで帰ろうと思っていたのが、人の流れに乗って、ぐるっと夜の金沢城周遊となった。
 暑いが、風が出るとすこしは一息つくといった気温だったので、夕涼みというところまではいかなかったが、いい気晴らしの夜となった。

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by hiyorigeta | 2016-08-20 21:07 | 石川・金沢話題 | Trackback | Comments(0)

能登線廃駅調査

 平成十七年に廃線となったのと鉄道・能登線、穴水以降~蛸島までの調査に随行した。ちょうど廃止されて十年、現在の駅の状況を数度に分けて調査中の郷土研究部の活動で、今回は恋路駅から宇出津駅までの九駅。こちらは春のドライブと写真撮りの気分でオマケで付いていく。
 目的のもうひとつは、現在も運行中ののと鉄道・七尾線、七尾~穴水間の桜の駅、能登鹿島駅の写真撮影。金沢は桜が開花中なので、満開とはいかないまでも少しは咲いているのではと期待して行ってみたが、赤い蕾のまま。残念。お花見行燈だけは前日に掲げられたそうである。能登は金沢市内より一週間ほど開花が遅いことが多い。そのかわり、手前の能登中島駅で展示中の郵便車両を撮っていると、新車の能登里山里海号が入車し、続いて対向に通常車両も入り、そろい踏みが観られた。新車の室内は細かい建具細工が施されていて、豪華絢爛。鉄道ファンが多く乗っており、長時間停車し、郵便車両を見学したり、新車車両の前で写真を撮影していた。ガイド付きの鉄チャン向け旅行パックみたいなのがあるようだ。
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 能登鹿島駅に寄ったので、能登半島の中央を貫く珠洲道路を通らず、旧道の海辺の道をクネクネ行きながら、十一時すぎに恋路駅に到着。

1恋路駅……一昨年、恋路海岸をぷらぷら観光した。ただ、高台にある駅舎までは行ってなかったので、今回はレールを利用した足こぎ自転車なども見学できた。係員が待合室に待機している。以降、穴水に戻る形で一駅一駅押 さえていく。

2松波駅……駅前が駅前らしく整備されており、すぐにここが駅だったと判る。ホームは対向車両待ちの二車線。駅舎はリフォームされ、ミニ郷土資料室的な部屋になっていた。
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3九里川尻駅……軌道は盛り土の区間にある。交差する道の脇に車を止めて駅に向かう。錆び付いた自伝車置き場が下にあり、駅が上にあることがわかる。近くに鉄橋跡。待合室は枯れた草に覆われている。
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4白丸駅……まったく山の中にあり、近くに人家はない。なぜここに駅があるのか、一体誰がこの駅で昇降していたのか不思議に思われるくらい。枯れ草が多く、駅舎を見つけるのも困難なほどになっていた。今回の中で、一番、草かき分ける探検的な的な駅。そんな駅にも関わらず待合室には訪問ノートが置かれていた。

5小木駅……九十九湾観光でブームだった往時は昇降客も多くて賑わった。ここも二年前に訪れている。大昔は平屋の平凡な駅舎だったが、途中で時計台付の建物になっていて、この辺りでは珍しい洋風駅舎である。今は集会所のような施設となっている。
 小木町に入り、港近くのスーパーでオニギリを購い、係留中の大型烏賊釣り船を観ながら昼食。

6縄文真脇駅……真っ直ぐに登る道路から、この突き当たりが駅跡だったろうとわかる。脇にログハウスが放置されていたが、資料によるとかつて駅舎だったらしい。ホームからは真脇遺跡や温泉施設が見渡せる。

7小浦(おうら)駅……海岸線の道から少し入った高台にある。正規の小道から外れて登ろうとすると、土地の人から道が一本違うと指摘される。それでも見えているのでそのまま無理矢理登り、ホーム下の足場からホームに上がる。ホームから後ろの海側をみると、小さな集落と畑が見える。海岸の道からは駅は見えない。
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8羽根駅……海岸線の道をはずれ、車で上に登る。駅舎前に駐車場あり。次の宇出津までトンネルが多い。トンネルも取材する。
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9宇出津駅……この辺りでは一番大きな町。町の中心部にかつてあったように、今も線路があった場所に、図書館などを併設した「コンエールのと」という公共施設が建設されている。横に小さな鉄道公園のような人工芝の広場があって、どこを線路が通っていたかを示すために枕木が埋め込まれていた。午後三時をまわりここで本日の取材終了。

 道沿いの、簡単に見つけられる駅ばかりでなく、探検気分の駅まで、一駅一駅押さえていくので、色々な種類の廃駅を観察できて面白かった。取材中の高校生たちの調査の様子を知ることができた上に、「撮り鉄」気分も味わえて、あまり体験出来ないことに参加したな感があった。穴水までまだ一二回遠征しないと調査は終わらないらしい。
 二年前、ちょっと興味をもって、能登線の写真集(湯浅啓氏)などを観たり、鉄道写真家の写真展を観に行ったりしていたし、まだ動いている七尾線のほうは、芸能人二人が行き当たりばったりで取材するBS番組などを観ていたので、ちょっと、おさらいをしたような気分でもあった。
 写真はそれなりに撮ったが、鉄道写真を撮ったことがなく、テーマの定まらない画像ばかりを量産したような感じだった。
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by hiyorigeta | 2016-04-02 22:54 | 石川・金沢話題 | Trackback | Comments(0)

そろそろ開業一周年

 日本海側の美味しい魚として「のどぐろ」がある。ここ金沢でも、この魚を食べに来る観光客もたくさんいる。高級魚としてかなりの額。
 しかし、のどぐろって二十年ほど前にはこんなに有名じゃなかった。そもそも「あかむつ」である。異常だなと思っていたら、基準より小さな体長のものも獲っていて、乱獲の危険性があるとのこと。このままだとどこかで一挙にいなくなるかもしれないそうである。
 地方の美味しいものが有名になるのはいいことだが、それで秋田のハタハタなど一気に獲れなくなった例もすでにあるそうだ。

 先日、駅の複合ビルに行ったところ、飲食店がそろそろ開店しはじめた十一時すぎで回転寿司店だけが長蛇の列になっていた。お昼真っ最中ならまだしも、昼はだいぶ先でこういう状態。
 この店、近所にもあるごく普通の回転寿司店なのに、本当に異常である。
 ちなみに、この近所の店のほうに、久しぶりに行ったら、荒天だったせいでさすがにガラガラだった。ただ、メニューを見たら、汁物が倍額(!)に値上がりしていて唖然。これでは地元民が離れる。

 去年一番心配していた「金沢おでん」。この冬、地元タウン誌でも、かなりマイナーな店まで総ざらいして紹介してあった。先日の地方新聞にも 四頁にわたって特集されてあったりして、地元メディア自体も地元向けに煽っているかのような印象である。まあ、観光客に聞かれてもすぐに答えられるからという利便性を考えた上での情報という気もするが……。
 実際、金沢に観光に来た人のブログを読むと、某おでん店が超満員で、ネタがほとんど売り切れていた上に、主人が対応に追われて機嫌が悪く、嫌な気分を味わったとのこと。起こりそうなことである。
 そろそろ新幹線一周年。四季ごとの問題点も揃った。客商売の店は好景気に沸いているが、二年目からが正念場。

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by hiyorigeta | 2016-02-27 19:23 | 石川・金沢話題 | Trackback | Comments(0)

保守的な石川県

 石川県は男女平等に関しては大変保守的です。富山はがさすがご商売の県、女社長の割合が多いのですが、石川の女社長の数は全国最低レベルです。女性が男まさりに働くのをはしたないと感じる武家発想の体質からなのでしょう。
 妻は、元旦の地方新聞にある謹賀新年の名刺代わりの名前の羅列頁をめくりながら、女性がいないと嘆いていました。男は気がつかない視点です。石川はバリバリ会社を運営する女社長がほとんどいないという現実がはっきり活字として反映されているわけです。
 男女は半々のはず。男の男尊女卑発想も問題なのかもしれませんが、女子側の、そこまで頑張らなくてもいいという保守的な県民性にあぐらをかいている軟弱さも感じてしまいます。石川県のダメなところです。
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by hiyorigeta | 2016-01-26 20:07 | 石川・金沢話題 | Trackback | Comments(0)

埴生の宿

 古くから謡われている「埴生(はにゅう)の宿」。元はイングランド民謡で、明治期に文語で翻訳され、文部省唱歌として日本人になじみぶかい。原題は「楽しい我が家」。
 スコットランド民謡を含め英国の民謡は、日本人の耳に馴染む。この曲など、日本の曲と思っている人がいても不思議ではない。戦時期、この曲は「敵性音楽」の扱いから除外されていた経緯もある。
 ところで、「埴生の宿」とは、どんな宿なのか。
 埴生とは「粗末な」という意味。この場合の「宿」は「家」という意味で、つまり「粗末な我が家」という意味である。もともと「埴」で作ったの意。「はに」とは「埴輪」の「はに」と同じで、粘土の一種である。つまり 「土で作った」という意味。
子供のころは、読めなかったが、ある程度大きくなって、「はにゅう」と読むと知り、あの誰でも知っている曲が「埴生の宿」というタイトルなのだというのも知った。「埴生」といえば、日本人の多くは「宿」とつなげるはずである。

 さて、我が家からバス停でひとつほど行ったところに、古いアパートがあって、その名前を「埴生アパート」という。愚妻の知人に埴生さんという方がいらっしゃって、その方に聞くと、所有者一族ということだった。
 だいぶ前、ある飲食店で「埴生」姓の名札をつけている人がいたので、これも聞いたところ、やはり親戚だとのこと。この地でこの名前の人は(遠い近いはあれども)皆親戚のようであった。 
あのアパート、かなり傷みが激しい。私の若い時から既に古かった記憶がある。今では誰も住んでいないようで、地震でもあると危険かもしれない。アパートの名を知らなくても、バス通りにあるので、あの古いアパートといえば「ああ、確かにあるね」と答える人が多い。
さて、私は、そのアパートの前を通るたび、いつも、なんだかおかしくて仕方がない。なぜなら、「粗末なアパート」という意味なのだから。今は、茶色をしていることも含めて、名は体を表しているからいいけれど、出来たてのころは、誰も変に思わなかったのだろうか。
 ということで、今回は、音楽の話になりそうで、そっちにはいかず、近所の埴生の宿の話でした。
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by hiyorigeta | 2015-09-25 20:10 | 石川・金沢話題 | Trackback | Comments(0)

夏の雑談2(青果の話)

 職場の女性陣に加わって、朔日弁当友の会(?)に参加している。といっても、地元の押し寿司屋さんがやっている毎月一回の特別メニューの弁当を、一括注文して、各自の机で食べるだけ。
 毎月、季節のモノの材料が入るので、旬を感じて楽しい。今回は栗ご飯、茗荷他。ちょっと「生活にうるおい」といったところだが、歳をとると、こんなのが大切なことだと思う。
 先日、地元新聞に載った記事。
 近江町市場は、今年、観光客で賑わっているが、儲かっているのは魚介類を扱っている店だけで、青果店はさっぱりなのだという。青果類は地元民が買う。大量の県外客のために、地元民の足が遠のいたのが原因らしい。
 正直、前回も書いたが、野菜が安いとは思わなかったし、旬野菜の規格外品を投げ売り価格で売っている店も大幅に減った。それに、夏はそもそも野菜が高い。確かに、売れなくなる要素は満載である。

 ある日の自分。冷蔵庫の野菜室に野菜がなくなったので、スーパーに寄って野菜を買おうとして、その高さに手が出ず、結局、揚げ物とサラダのお総菜を買って、それを並べただけの夕食になった。買い物へ行って、当初の志と違って楽な方に日和るということはよくある。
 季節のものがいいと言っている割には、全然、行動が伴っていない。
 「それじゃダメじゃん」(「笑点」の春風亭昇太)とは思っているのですけれどねえ……。
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by hiyorigeta | 2015-09-01 06:19 | 石川・金沢話題 | Trackback | Comments(0)

蟹騒ぎ続報

 さきに料理店での蟹のトラブルの話を書いた。
 昨日、県外の親戚がきたので、料亭で会食をした折り、弟がその場の雑談で言うには、先般、会社の社長が訓示で、県外客が蟹が出ないと騒いでいるのに遭遇した。季節外れなのに呆れたことだという話をしたという。
 あれれ、まったく愚妻の話と同じである。一瞬、愚妻がいた割烹に弟の社長も居合わせたのかと思ったくらい。
 そうしたら、その弟の話を聞いていた仲居さんが、うちも蟹がないとクレームをつける県外客がいますという。「うちとしてはこの時期に蟹は出せませんと、きっぱりお断りしています。」という。どうやら、あちこちで起こっているトラブルらしい。
 何でも、長野・群馬は日帰り圏となり、美味しい昼食とプチ観光するだけ のために日帰りで来るという。なるほど、海のない県の客なら仕方ないのかもしれないねえというのがこの話の結論。
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by hiyorigeta | 2015-07-04 08:52 | 石川・金沢話題 | Trackback | Comments(0)

地元舞台の朝ドラ「まれ」を観る

 溜めに溜めていた朝の連ドラ「まれ」をさすがにHD一杯になってきたので、まとめ視聴をしはじめる。先の休日、総集編の前編をやっていて、もう折り返しなのかと驚き、それを観て、粗筋を把握のうえで、最初から見始めた。休み一日で一ヶ月分一挙に視聴。
 輪島に転がり込んだ一家の主人公希(まれ)が、堅実な生き方を選び一度は輪島市役所に勤務するが、夢を追っかけて横浜に行き、ケーキ職人の修業をするというストーリー展開。あちこちに、近年の連ドラの手法が取り入れられて、特に大人気だった「あまちゃん」の影響が濃いことは、観ている人が皆指摘していた。シリアス路線の途中にコミカルなクイズをいれたり、場所が「田舎から中央へ」だったり、たむろする飲食店があったりなど、いちいち指摘しているとキリがないくらい。
 居候している設定の塩田は、実際には輪島からはかなり離れている。また、防風のために囲う特徴的な「間垣」は、郊外の海岸地区の特色で、つまりは能登らしい風景を広汎に取り入れた場所設定になっている。村の名前は架空。合併で輪島市になったというのは、その頃、実際に平成の大合併があったのでそれらしい。出てくる役所・学校は実際。
 方言は能登弁なので、我々金沢弁と少々違うところがあり、正確にはわからないが、イントネーションは確かにこちらの地方のもので、役者陣はよく頑張っている。
 豪華俳優陣も相変わらず。中村敦夫などワキにベテランが配されて いる。母親役は若い頃、ドラマの主役をはっていた常盤貴子。愚妻と、このドラマで一番の美人さんは、まれ世代の若い子たちではなく、実年齢四十三歳の常盤さんだねえと言い合っていたら、途中、祖母役で草笛光子が出てきて、我が家プレゼンツ「間違いなく美人さんで賞」は、あっさり彼女がさらっていってしまった。お歳なのにお美しいねえと二人で感嘆。確かもう八十歳を超えているはず。
 ということで、今、たまりにたまった録画を連続して観て、現行放送に追いつこうと頑張っています。七十回分は半端ではありません。
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by hiyorigeta | 2015-06-17 20:35 | 石川・金沢話題 | Trackback | Comments(0)

今年のGWは

 GW。前半は、恒例の合宿引率で、特記事項も無い。
 後半は、大規模な家電量販店に行って、ヘッドホンの試聴を重ねた。イヤホンはそもそも性に合わず。ここのところ、ウォークマンをもう少しいい音で聴きたくなって、雑誌やカタログで調べていた。色々聴いてみると、当然、どんどん高級機のほうがいいといこうとになる。しまいに、マンションゆえ、家でボリュームを上げられない対策として、標準ジャック仕様の最高級のを買おうかという気にもなったが、それはまた別の話である。当初の目的に戻って、モバイル可能なミニジャック仕様のものの中から検討した。結局、ソニーの大定番モデルに落ち着き、ネットで注文。
 お休みは、暖房を片付けたり、布団を夏用にしたり、靴磨きをしたり、車掃除をしたり、雑用をゆるゆるとこなして過ごした。
 特に車は、桜の散る時期に直下に止めたので、花房ごと落ちてまるで桜模様塗装のイタ車のようになり、すぐに水で花びらは落としたが、パッキン部や排水穴など車の隅々に萼が腐って入り込み、大変なことになっていた。「お前はこんなところにも入り込んでいたのか!」といった感覚。懲り懲りである。
 
 新幹線効果もあって、例年以上に、GW中、県外客を見かけた。合宿で揚げ物ばかりだったので、お寿司を食べようと近くの小さな店構えの回転寿司にいったのだが、待ち客で大混雑。当分かかりそうなので、すぐに店を出たが、駐車場の車を見ると関東ナンバーが何台も。わざわざ、こんな住宅地の、普段は満員になることもない店にまで、北陸の魚を食べにわざわざやってきているのであった。当然、彼らは長くても待つはずである。早々に列を離脱して正解であった。こんなふうに今やネットの評判とカーナビの指示で、地元の人しか知らないようなところでも、簡単にたどり着ける。
 先日、愚妻は二週つづけて、割烹にて宴会。先の店では、時季外れの蟹が出てきて、不評だったらしい。それはそうだ。冷凍に決まっている。
 ところが、この前の割烹での出来事。えらく騒がしい部屋があり、仲居さんによると、店のWEBサイトで調べて、蟹が出ると思い込んだ県外客が、蟹が出ないぞと騒いでいるという。サイトは外注でそうそう更新できないため、蟹の絵柄になったままだったのが原因らしい。蟹が食べられるのは冬期だけという常識が太平洋側の人にはなかったということなのだろう。三月の新幹線開業時に、マスコミが蟹だ蟹だと騒いだ悪影響もはっきり感じられる。三月の日誌に、今から来ても、もう時期でないのにと心配していたことが、案の定、現実に起こっている格好である。ドンドンとうるさいのは、蟹がないなら安くしろと言って暴れているかららしい。お店の人は地元客の愚妻らに恐縮していたという。
 ということで、先週の冷凍蟹は、もしかしたらその店の自衛手段だったのではないかという解釈もできそうである。
 愚妻は、地元民相手の店まで観光地値段に跳ね上がるのではないかと恐れていたが、確かにこのGW中の一連の動きを見ていると、そんな心配もあながちピント外れでないような気がしてくる。

 新幹線は、観光客入れ込み時期以外はガラガラであるというのが地元民のもっぱらの評判。それはそうかもしれない。終点の北陸地方はそう人口の多い地域ではない。観光以外に常時満員になるだけのビジネスマンが毎日東京間を行き来しているとも思えない。首都圏の人は、あれだけ騒いだのだから、当分切符を入手するのは難しいのではないかと思っているフシがあって、向こうの人たちと温度差を感じる。マスコミで取り上げられたらその店はすぐに行列ができて、当分、大変なことになるというパターンが刷り込まれているからかもしれない。
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by hiyorigeta | 2015-05-06 10:47 | 石川・金沢話題 | Trackback | Comments(0)

新幹線が通った日

 一昨日14日(土)は、朝から全国ネットのテレビ番組まで生放送の特集を組んで、北陸新幹線開業の祝賀ムード一色で有名人多く来沢中。駅周辺は終日大変な混雑だったと、朝から行っていた鉄道ファンから聞いた。愚妻は「こんなに大騒ぎなことなのか?」と驚いていた。
 土・日とも仕事。大会で東金沢駅付近を車で通過中に、高架に新幹線が動いているのを初めて見た。武道館の控室からも電車を視認でき、初めて見たと歓声を上げる人もいたくらい。
 開業で金沢一人勝ちという報道もあるが、金沢は観光が命。煌びやかなのは、ある意味、当たり前。富山は地味だが、しっかり企業誘致(首都圏からの本社機能の一部移転など)をしている。実務なら富山。どちらがより効果があったかは早計には判断できまい。

 この日、在来の北陸本線が寸断された日でもある。金沢~富山間は、新幹線を使わないとすると、両県の第三セクター鉄道を利用せねばならず、乗り換えが必要。関西から富山へも直通がなくなった。在来線の特急で金沢まで行き、新幹線乗り換えが必要。新鉄道会社も金沢~倶利伽羅間という、なんとも短かい距離で、高校生の通学以外、ほとんど乗客を見込めない。
 今、富山が蒙っている不便さは、福井まで開通の暁には、金沢に降りかかる。関西から福井までは在来線、福井から金沢までの短距離でも新幹線に乗り換えねばならぬ。
 こうした新幹線開通にともなっての暗部もかなりある。それを判りつつ呑み込んでのお祝いなのである。
 知事は、金沢だけでなく、能登・加賀、全県下に恩恵が行き渡るようにしなければならないと、開通式で至極まっとうな挨拶をしていた。
 地元テレビ番組では、過剰な学会誘致と観光シーズンが重なり、秋には宿泊施設が足りないなど、受け入れ体制側の問題を指摘していた。
 夜のゴールデン帯全国放送のテレビでは、「金沢おでん」の名物具材、香箱蟹の甲羅に身を載せた「かに面」を美味しそうに紹介していたが、今来て食べられると思ったら大間違い。もう季節外れである。それに、来冬、観光客がおでん屋さんに押し寄せたら、我々現地民の口まで入るかしらん。値段も上がりそう。一茶ではないが、「うれしさも中ぐらいなり新幹線」といったところ。

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記念缶ビールと瓶入りマヨネーズ。瓶入りなんて買ったのは子供の頃以来ではないかしらん。
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by hiyorigeta | 2015-03-16 22:42 | 石川・金沢話題 | Trackback | Comments(0)

荷風散人宜しく金沢をぶらぶら歩きしたり日々の生活をつぶやいています。文字ばかりですがご容赦下さい。仕事がらみの話は話題が死んでから載せるようにしています。http://tanabe.easy-magic.com