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金沢日和下駄~私のものぐさ日誌~

カテゴリ:音楽・ジャズ・オーディオ( 120 )

久しぶりにNegicco話題

 デビュー十五周年目に突入したNegicco。二〇一一年からの曲を集めたベスト盤2が発売された。新曲なども混ぜ入れ、シングル購買済みのファン層にも訴求する業界の通例を踏まえて、ベストでも聞いたことがない曲もいくつか入っている。
 新曲のMVがネット上に先行公開され、映像の最後に、ポストにお手紙を入れるところで終わっていたのだが、CDの封を開けると、彼女たちからのお手紙が入っているというにくい演出がされていた。いいアイディア、誰が考えたのだろう? 
 限定盤のほうを買ったので、東京でのライブ映像が入っている。ホーンズが六人と豪華で、その代わり、あとはキーボード一台だけ。リズム陣はなく、基本はカラオケというフォーマットは、基本、彼女らが日ごろから慣れている既製音源使用で心配がなく、それに前奏や間奏でボーカルソロや楽器ソロを入れこんで彩りを添えるというやり方で、特別感や生演奏感を演出している。うまいやりかたである。彼女たちものびのびやっていて、表情も明るい。これまでのライブ映像の中でもベストではないかしら。
 ハロプロなら幼少時から特訓につぐ特訓で振り落とし、二十歳前には堂々とライブをこなす人材を作るだろうけれど、彼女たち、地方の商店の催し物余興レベルからコツコツと積み上げて、アラサーになってこの境地に達したんだと感慨深い。
手紙には、アイドルとして難しい年齢となってきた彼女たちらしい正直な思いが書いてある。中に、歳をとってもずっとファンでいてください的な文面があったが、おそらく彼女たちのコアなファン層は、本当にいい歳になってもファンでありつづけるのではないかしら。

 先日、元短波放送アナウンサー大橋照子の人気番組「ヤロメロ」の四十周年記念公開番組が5月にあったのをネットで見つけて見た。大橋アナは七十年代ブレイクしたアイドル級の人気アナ。番組の人気コーナーを昔のままやっていて、懐かしかった。
 彼女は現在六十七歳。でも、お声は本当にかわいらしい。集まった客はいいおっさんばかり。皆四十年来のファンである。彼女の話によると、「話し方教室」で来てくれといわれて学校に行ったら、その校長が昔のファンだったということもよくあるという。そんな風にずっと贔屓にしてくれている。葱さんとファンたち。そんな歳の取り方をしてくれるのではないかな。

 ということで、発売日の酷暑の夜、一気にライブ一本楽しみました。これまでで最強の CD+Blu-ray(特別限定盤)ですが、ネックはお値段。七五〇〇円+税では、お初の人は手が出ないだろうなあ。

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by hiyorigeta | 2017-07-20 20:18 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

バイワイヤリング仕様に

 スピーカーのコードは、大昔、秋葉原で購入して、今では少し被膜が硬化してしまっている古いのをシングルで使っている。今回、同等品を購入。それにオーディオ・グレードのバナ ナプラグも購入して、バイワイヤリング仕様にした。
 生まれて初めてのバイワイヤリング。スピーカの端子の上と下とをつなげているジャンパー金属板もはずす。
 アンプからコードが左右それぞれ二本生えていることになって見た目の趣味性は上がったが、正直、音がよくなったかどうかは、さっぱりわかりません(笑)。まあ、そうだろうと思っていたので、がっかりはしませんけど……(笑)。

 夏本番となり、例のアンプは、とんでもない発熱量となっている。上に置いたファンを回し忘れようものなら……。小さな熱気が二本上に上がっているのがはっきりわかる。リビングダイニング一室なので、台所のほうでは、調理の熱もガンガン。IHコンロ、トースター、炊飯器、電子レンジ…… 。
 エアコンを回して冷やしているワンルームの中に、熱発生装置がいくつもある。現代生活は本当に能率的で進んだシステムなのかしらといつも思う。
 
 暑い日が続く。長期予報によると今年の夏は猛暑らしい。七月末と八月末に山があるらしいが、北陸・中国地方はずっと猛暑マークだった。やれやれ。


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by hiyorigeta | 2017-07-16 20:02 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

ジャズ本を読む

 同僚から、ジャズ好きなら、これに載っているジャズ・アルバムを持っているかと、鈴木良雄「人生が変わる55のジャズ名盤入門 」(竹書房新書)を見せられた。
 チンさん、本も書いていたのか。ちょっと貸してもらい、一気に読了。数を数えると五十五枚中、三十七枚、私は持っていた(さすが年季の入ったジャズ・ファン?)。そのなかから何枚か、素人耳でも絶対間違いないものを推薦しておいた(名盤の中には、一聴、よくわからないものもあるからね)。
 チンさんのコメントは、演奏家らしいもので、特にジャズ・メッセンジャーズ時代の話や本人との競演の話などは、実体験を踏まえているので興味深いものがあった。フリー的な演奏に部分的に突入するのはいいが、自分が延々とやっても楽しくないとか、歌伴奏の仕事はたくさんしているのに、ボーカルものはほとんど聴かないし、CDも買わないという発言があって、意外だったりと、この種の裏話が楽しい。
 マル・ウォドロンのピアノは、左手でリズムパターンをを作っていく古い演奏スタイルなので、ベース奏者として、それに合わせねばならず、やりにくかったなどという話は、さもありなん、屋上屋を重ねる的になって困ったのだろうなと面白かった。共演者ならでは。
 モダン・ジャズの歴史的把握自体はごく穏当なもので、その名盤は確かにそういう特色だよねというコメントで、入門者用としても最適。

 今、読んでいるのは、小川隆夫「ジャズマン死亡診断書」(シンコー・ミュージック・エンターテインメント)。医者としての所見もまじえつつ、死亡直前の様子が分かりやすく、かつ克明に描かれていて、そのジャズマンの死にざまや人となりがよくわかる。途中、そのジャズマンの人生や音楽的立ち位置にも戻って触れているので、知らないジャズマンでも、読むだけでその人の人となりを知ることができた。麻薬がらみの死が多いのが、いかにもジャズである。バンドの離散集合も多くが麻薬がらみ。後は交通事故やら自殺やら、奥さんに殺されたり……。
 ブルーノートのアルフレット・ライオンが最後の日本訪問を大変喜んでいたとかいう話は、よく知っていたが、ソニー・スティット(as)最後の来日公演の、死直前の壮絶さなどは知らなかったので驚いた。ほとんど「舞台の上での往生」に近い死に方で鬼気迫る。

 さて、今は、中古祭で見つけたジョージ川口(ds)&スーパーバンド(八十年代のオールスターバンド)や、エミール・デオダート(key)が、若き日、ブレイクする前にブラジルで録音したオルガン主体の二枚などを聞いている。これで、デオダート名義の若い頃の録音で知られているものはすべて入手したはず。
 自分で言うのもなんだけれど、結構、マニアック。   


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by hiyorigeta | 2017-07-08 10:05 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

こんなの聴いてます

 私が買うCDは稀少盤とかではなく、大定番で買い漏れしていたものが中心。以下最近買ったものをいくつか紹介するが、そんなのばっかり。

 先月、生でベートーベンの第四番を聴いたので、手持ちのCDで復習していた。クライバー・ファンだと言っておきながら、有名な赤いジャケットのライブ盤(オルフェオ)を持っていなかったので、それを購入して聴いてみる。この比較的平坦なあっさりした曲に、うまく表情をつけて、しなやかな演奏になっているという印象。

 去年の「ベートーベン交響曲全集」に引き続き、ジョージ・セル~グリーブランドの「ブラームス交響曲全集」がリマスターされ、丁寧な編集で発売されたので、例のレビューの賞品として当たったポイントのほとんどを使って購入。六十年代の録音だが、音が鮮明になって古い録音とは思えない。いつものごとく楷書の演奏で、ブラームスらしい抒情的なメロディ部分もきっちりとした線で演奏しているが、かといって、甘美さとは別の、メロディが本来もっている抒情性みたいなものはしっかり味わえて、そのあたりがいかにも彼らしい(ブラームスの交響曲は、色々な人のがたまってきたなあ)。

 私がジャズを一所懸命吸収しはじめた七十年代、日本ジャズの新録音に積極的だったスリー・ブラインド・マイスの人気作、山本剛の「ミスティ」(紙ジャケ)を買う。レッド・ガーランドばりのリラクゼーション。スローは叙情性豊かで、確かに日本人ごのみの演奏。

 リサイクルショップの投げ売りコーナーをあさっていたら、ナタリー・コールの大ベストセラーアルバム「アンフォタゲッタブル」が百円であったので購入。彼女のライブDVDは一枚持っているがCDははじめて。二十二曲も入っており、父ナットの持ち歌を並べて、うまいトリビュートになっている。編成やソロ楽器を色々かえて、聴く者を飽きさせない、つまりは、お金のかかったゴージャス盤である。ヒットしたはず。
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by hiyorigeta | 2017-06-19 19:14 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

「オーディオ風土記」田中伊佐資(ディスクユニオン)を読む

 同僚から上記のオーディオ本を貸していただいて読む。月刊専門誌に連載されていたオーディオルーム訪問記事の集成である。
 いやあ、皆、オーディオ道何十年という感じの部屋ばかりである。音質向上のため部屋自体を大きく改造してあるものなど、お金をかけたマニアぶりがうかがえる。CDの人もいるけれど、多くはアナログ派である。
 それにしても、一番の印象は、昔、名機と呼ばれた高級機を今も大事に使っていることで、そこそこレベルの最新機種をとっかえひっかえしているわけではないということ。
 かけるときにはお金をかける。そして、大事に末永く使う。そんな感じである。アナログの機械は、もう代替機がないものも多く、それを修理しながら使っている人も多い。
 全部で一千万円はくだらないだろうなあというような部屋ばかりで、到底、まねのできるものではないけれど、今後も、死ぬまで音楽鑑賞は趣味としてやっていきたいので、こうした長いスパンで色々オーディオを探究している様子はうらやましかった。その人がオーディオ・チエック用に聴いているソフトも紹介してあって、この人は、この機材で、こうした系列の音楽を聴いているのかと参考になった。それぞれのジャンルと再生装置のチョイスで、おそらくこんな音が出ているんだろうなあと想像することができる。

 オーディオ・グレードのスピーカーケーブル購入、スピーカーの安定や防振対策など今後しなければならないことがいくつかあり、今は、ちょっとオーディオ趣味のほうに気がいっている。
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by hiyorigeta | 2017-05-27 20:01 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

スピーカーが来た

 先日、久しぶりにCDショップに行き、洋楽コーナーを流し見していたら、ジョン・ウエットン追悼のタグが……。キングクリムゾンやエイジアを渡り歩いたプログレ好きにはおなじみの名前である。知らない間に亡くなっていたようだ。グレッグ・レイクの訃報は気がついたのだが……。昨年、エイジアのファースト以外のアルバムを買い足していたので、昔の人という気がしない。

 サンタナの「ロータスの伝説」という日本公演ライブアルバムは、豪華仕様で値段も高かったが、当時、頑張ってLP(3枚組)を買った。それで楽しんでいたのだが、その完全盤がハイブリッドCDででるというので、予約して購入。今回、追加された曲は、ソロパフォーマンスが多く、曲の重要度は低く、おまけ程度だったが、音は、思ったよりLPのバランスのまま、あまりいじられていないと思った。当時、ミックスが今一つと思った部分も基本的にそのまま。それが、逆に違和感を感じさせない要因ともなっている。
 なにより驚いたのは、例の二十二面体ジャケットはもちろんのこと、チケットや当時販売されパンフレット、ロック雑誌のインタビュー記事まで完全復刻されていたこと。もうてんこ盛り。初めてロータスを手にする人は感激するだろう。リマスタリングの経過などを述べているライナーも興味深い。こんなに丁寧に作られているCDも珍しい。ただ、唯一、版型がアナログのEP(ドーナツ盤)サイズで、そんなものを入れる棚はどこにもない。これだけが届いて面食らった。どこに置いておこうかと思案中。

 さて、本題。懸案のスピーカーが、二週間ほど前に届いた。スエーデン製、ダリのルビコン6。オーディオとしては中級機(ダリ社に言わせると、ハイエンドのエントリークラス)だが、それでも、もちろん、それなりにお高く、こちらとしては、文字通り、ルビコン川を渡る決意で買ったもの。二〇キログラム×2個で、相当重い。二人がかりで配置。トールボーイで下がカーペットのため、かなりぐらつく。抜本的な対策が必要のようである。今は臨時で前から使っていた角材と、オーディオ用ゴムのインシュレーターを挟む。

 ならし中だが、音はいたって素直で、無理がない。高音はきれいに伸び、クラシックに向いている。低音も過不足がなく、出てはいるが、強調されている感も特にない。みずみずしさも適度にある。ここのところ、いろいろなジャンルのCDを流して特性を見極めている最中。これからのエージングが楽しみ。
 スピーカーの配置も今は前のままだが、リビングなのでリスニングポジションがいい加減。これも夏あたりまでに改善しないと。
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by hiyorigeta | 2017-04-29 20:01 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

ギター・サウンドを楽しむ


 23日の朝、新聞を開いたら、ラリー・コリエル(g)死去との記事が出ていた。
 七十年代初頭、ジャズギター界はロックテイストを加えたギタリストたちを輩出した。マハビシュヌのジョン・マクラフリンやこのラリーなど。彼は先駆者的存在であったが、ジャズ色が比較的濃厚に残っていて、後のフュージョン全盛時代に寵児となることはなかった。有名なアルバムは、黒縁眼鏡をかけた横顔がアップに写っているやつである。我が家には、辛島文雄(p)のアルバムにゲストで参加して数曲弾いているLPがある。そういえば、近年は名前を聞かなかった。九十年代以降、どんな活動をしていたのだろう?
 年末のグレック・レイク(b)にしろ、一番、音楽を聴いていた七十年代に活躍した連中がどんどん鬼籍に入っていく。

 職場に、初任でもご一緒だった同世代の音楽好きがいて、古い外国ポピュラー系のCDを貸してくれたので、少しずつ聞いている。グランド・ファンク・レイルロード、クイーン、ブルース・スプリングスティーン、フューイ・ルイス&ザ・ニュース。自分からは買わないジャンルの音楽なので、逆に新鮮に聞くことができた。「ああ、この曲、ヒットしたよねえ」というのが時々流れてくる。グランドファンクの「ロコモーション」やフューイの「パワー・オブ・ラブ」など。中では、やはり世代的にグランド・ファンクのゴリゴリのロック・サウンドが懐かしかった。ギター・リフがいかにもいかにもである。
 そんなわけで、ちょっとハード・ロック気分となり、お楽しみで聴いていたハロプロ系列のガールズ ・ロック・バンド、ラベンダーのDVD(昨年九月のライブ)を購入してみた(エアロスミスとか洋物にいかず、ハロプロかいと突っ込まれそうだ)。魚住有希の弾くギターは典型的ハード・ロック・サウンドで、それにアイドル風味を残したツイン・ボーカルが載るスタイル。彼女のソロはフレーズに華があって上手。売りのツイン・ギターの相棒、宮沢茉凛は超がつく美人さん(魚住はこのライブで卒業。今後、このバンドはどうするのだろう?)。

 最近、夜のお楽しみで、ハロプロPR番組を連続的に見ている。その中で、アイドル曲のバック・サウンドを録音する様子がいろいろ紹介されていた。エレキ・ギターやベースが、スタジオで音を録っていく様子がなんとも興味深い。音は「継ぎはぎ」するので、部分部分、細切れで録っていく。「ここはこういうほうがいいよね」ということになると、そこだけ弾きなおす。あるいは何パターンか録って選んだりもする。
 調整室のコンソールの窓の向こう、衝立などに仕切られたスタジオで黙々と孤独に弾くというのではなくて、ディレクターらが一緒に座っていたりする場所で、談笑しながら何度も弾きなおしている様子は、私のこれまでイメージしていた録音風景とだいぶ違う。それに、音はすべてパソコン経由で編集される。そんな今の音づくりの様子がよくわかって面白かった。
 ベースなど、昔、超絶技巧と思われていた奏法や超高速運指も、今や涼しい顔してやっていて、時代の進化を感じた。まあ、なんでもござれの、恐ろしく達者なオッサン演奏家たちである。
 先日、リッチー・ブラックモアがギターを弾いて会場を沸かせている古い映像をネットで観たが、今観ると、なんとソロが単純でのんびりしていることかと、素朴ささえ感じた。これも時の移りかわり。
 ということで、最近、ハード系ギター音楽も聴いている。この手のギター・サウンド、高校生の頃、はまっていた連中多かったなあ。

(追記 話題に出した辛島さんが逝去されたと死亡記事が出ていた。ライブも二度見たことがあり、贔屓のピアニストであった。とにかく巧かった。合掌。2017・2・27)

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by hiyorigeta | 2017-02-25 20:41 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

カセットテープを聴いてみた

 ネットに「カセットテープ復権」という記事が出ていた。若者の間で、形のない音楽ファイルではなく、マテリアルとして価値を見なおす動きがあるという内容。
 ただ、現状、デッキもテープも一社しか生産しておらず、売っているカセットデッキもドルビー機能がないタイプ(パーツが生産されていないので、もう搭載できないという)。生テープもノーマルポジションのスタンダードタイプのみと、残念ながら復権はラジカセレベルにとどまる(ネットの記事の写真もラジカセが写っている)。オーディオレベルではもはや絶滅寸前である。

 早送り巻き戻しが壊れている我がデッキ。動くけれどきわめて使いずらいことになっていて、開店休業態。録音済みテープは捨てずに沢山持っているので、この記事に触発され、別部屋で放置されていたシスコンのカセットデッキを枕元のミニコンポに接続して聴いてみた。古い機械故、ドルビーももちろんついている。動かしてみたが傷みはなく完動。音も問題ない。
 あとはテープの状態次第といった印象であった。テープが劣化して皺がよったような音を出すものから、結構いけるものまで様々。もともと優秀デジタル録音のCDから録音したもので、テープもハイポジションの高級品を使っていたものは、ミニコンポレベルではCDとまず遜色ないレベル。よくよく聴くとピアノの単音が微妙に揺れ高音に抑圧感があることに気づく程度。例えば、ジャック・ルーシェ(p)のデジタル・プレイバッハものなどは感心するくらいいい音を保っていた。

 中には三十年以上前の演奏会の模様がオンエアされた音源をエアチェックしたものなどがあって、今となってはお宝。音はひどくても保存する意味がある。逆に、LPを録音したもので、今、そのCDを持っているものなどはテープを残しておく意義がほとんど失せている。どんと捨てようか、ちょっともったいない気もするが、かといって、今更、消去して他のものを録音しなおすこともないしで、あれこれ躊躇する。

 LPは捨てずにもっていて、アナログレコード復権の今、人生のお楽しみになっていて、捨てずにいて本当によかったと思っているが、はて、カセットの場合、ドルビーつきのいいデッキやハイポジ高級テープが再発売されて、LPのようにオーディオレベルで復権がなるかは正直怪しいところ。

 久しぶりに、テープの背表紙を見ていると、これを買っとかなきゃと思っていたクラシック音源を、実はテープで持っていたということに気づかされて、驚いた。そういえば、一時期、人様から借りてせっせとテープに録音したのだった。音はやはりそれなりにしか過ぎず、今はどんどんリマスターされて音質改善されているので、やっぱり最新リマスターCDは欲しいが、大まかな音だけなら充分テープでも内容を知ることができる。せいぜいテープも聴いてあげなくてはなあと思った今日この頃。
 ちなみに、同様なことは大量にあるMDでも起こっている。



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by hiyorigeta | 2016-10-30 22:17 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(2)

クラシック本を読んでいる

 クラシックジャーナル編集部編「おとなの楽習 クラシックの偉人伝」(自由国民社)を読む。入門にちょうどよさそうと図書室に配架してもらっていたクラシックの入門書である。今回、パラパラと、気に入っている作曲者から読んでいった。本当に、判りやすく「です・ます体」で、有名作曲家の人生が簡略に書いてある。CDのライナーノートなどに書いてあって、知っている逸話も多いが、知らないことも結構あり、勉強になる。男女のいざこざもちゃんと触れていて、あくまで「おとなの楽習」本である。

 もう一冊、「くわしっく名曲ガイド」茂木大輔(講談社)を読んだ。N響オーボエ奏者が面白可笑しく、奏者としての観点をふんだんに取り入れて、解説してくれている。スーパージェッターの「流星号」とか、ギャグが古い。そこでプロフィールを観ると、私と同い年。道理で‥‥‥。
 スピーカー選びの参考にとオーディオ季刊誌を最近買った。それも高級志向のやたら重たい雑誌。読むと紹介されているものほとんどが百万円超えばかりで、さすがに、これは関係ないと思ってしまった。

 そうこうしているうちに、若い頃、クラシックLP購入のガイドとして、門馬直美なる人物の新書本を参考にしていたことを思い出した。女名前なのに男性ということで、今も姓名をはっきり覚えている。ウイキで調べると、二〇〇一年、もう十五年も前にお亡くなりになっているようである。もう、ここのところ、人物を調べると、そんなのばかりである。
 それで今度は、オーディオ関係で、あの頃活躍していた評論家も、だいぶ代替わりしているようなので、何人か調べてみた。やはり、多くの方が鬼籍に入っていた。菅野沖彦は存命だったが、既に齢八十を超え、病気療養中とかで、もう筆は執っていないようであった。
 ちょっと、クラシックやオーディオのリサーチをしても、ブランクが何十年とあると、月日が流れ去っている感慨がひときわ強く湧く。
 でも、まあ、逆に新鮮にまた色々リサーチできるのは楽しいことだと思って、今は楽しんでいる。

 中村紘子(p)が亡くなったので、今、「ピアニストという蛮族がいる」(文藝春秋)を読んでいる。クラシック業界裏話が上手い文章で書いてある。庄司薫が聞き書いたのかな。
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by hiyorigeta | 2016-10-07 18:36 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

セルを聴いていると

 ジョージ・セル~クリーブランドが嗜好に合うというのを再発見して以来、彼のものを買い足している。万博で来日しクラシック・ファンを唸らせた話は有名だが、その際、東京でライブ録音していたのがCDになっているのを知り、まずそれを買った。
 万博に向けて航空網が整備され、有名フィルが来日できる環境となり、クリーブランドはその嚆矢だったというのは、クラシック好きには有名な話。今回ライナーを読んだら、ブーレーズとともに来ていて、かつ指揮を分け合っていたらしい。大阪にはカラヤン一行が来ていて二人は挨拶しあったとか。セルだけでなく、この時、日本に入れ替わり立ち替わり来ていたようである。当方、万博のころはまだ子供。そんなの知らなかった。
 東京公演まるまる録音で、モーツアルトの四十番は、優美というのとは違う楷書の演奏だが、クールな熱気もちゃんとあるといった、彼らしい演奏。シベリウスの二番というのは、この作曲家の中ではもっとも有名な曲だそうだが、しっかり聴いたのは初めて。録音はされなかったが、他日演奏のベートーベン「英雄」も出色だったという。
 他にドボルザークの八番、グリーグ「ペールギュント」などを、今、一枚一枚買って聴いている。ほとんどが六十年代録音だが、リマスターによって音が調整されて、音質的な不満はほとんどない。

 いろいろ聞いていて、セルの演奏自体もだが、CBS(現ソニークラシカル)の録音が、私には馴染むというところもあるのかもと思えてきた。グラモフォン(GF)がクラシックの王道録音なら、CBSはジャズの録音に通じるものがあって、もともとジャズが本業(?)の私の嗜好に合う。全体の音の響きを重視するGFに対して、個々の楽器の音を重視するCBSという感じである。
 クラシックの楽しみである、指揮者の違い、オケの違いを楽しむというのとは別に、そうした違いの発見もあって、なにかと面白い。
 現在、職場のお隣の方がクラシック通の人で、色々教えてもらい、ワーグナーやらブルックナーやら、これまで馴染みのない方面のお勉強中。
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by hiyorigeta | 2016-09-28 22:12 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

荷風散人宜しく金沢をぶらぶら歩きしたり日々の生活をつぶやいています。文字ばかりですがご容赦下さい。仕事がらみの話は話題が死んでから載せるようにしています。http://tanabe.easy-magic.com