カテゴリ:音楽・ジャズ・オーディオ( 125 )

 今日、職場の方から上記のイベントがある旨、教えていただいて、急遽、行くことにする。第二部が午後七時からということで、仕事後、車で直行。場所は玉泉院丸庭園。夜、屋外なので、寒さが心配だったが、思ったより暖かい夜で助かった。
 石垣や木々に照明があたり、それが色々変化するライトアップの中、ピンクフロイドの楽曲が流れるイベント。正直、ライトアップ自体は、以前も見たことがあり、そう派手でもないので、大したことはなし。視覚重視で来た人はちょっとがっかりだったのではないか。一時間最後までじっくりいた人はそう多くなく、徐々に聴衆は去っていった。
 音楽はそれなりのボリュームで流れる。大音量というほどではないが、街中の夜としては大きい方。音はクリアで、「狂気」や「あなたがここにいてほしい」など四十年以上前の曲が新録音のような新鮮さで聴けたのが収穫。彼らのエコーをうまく使った空間処理がよくわかる。
 今回のイベント、野外のレコードコンサートと思えば、それで十分。家ではこれだけの音量で聴けない。
 若い人には懐かしさはないし、誘ってくれた方の話によると、そもそもそんなロックバンド知らないとか、名前は知っているが、どんな曲をやっているのか聴いたことがないといった人も多かったようだ。もう、そんな感じの世の中。
 確かに、四十年以上前というと、私の子供のころに、大正末期か昭和初期の曲が流れても、ただただ古臭く、ふーんといった感じでしかないのと同じくらいの時間の差である。無理もない。
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by hiyorigeta | 2017-11-03 22:48 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)
 9回目となった「金沢ジャズストリート2017」。今年は諸事情から大幅変更がある旨、噂に聞いていた。パンフは裏面白黒となって、タイムテーブルは時間軸が会場によってずれていて、見にくくなっていた。
 金曜日の前夜祭は活況。会場の四高記念公園の椅子は埋まり、フードも売れていた。台風直前ということで、早めに見ておこうというのもあったのではないだろうか。仕事を終えて途中から見はじめ、ラスト途中まで観て帰る。
 一日目(土曜日)は、夕方より参戦。アトリオ前広場に行くと、何もやっていない。まだ曇りなのに、すでに荒天プログラムとなって、出し物は片町きらら広場に統合されているようであった。それに対して、四高記念公園は通常プログラム。ここはメイン会場で、例年、腕っこきの大学ビッグバンドなどが技を競っていたが、今年は高校生楽団などが出演、発展途上なのは暖かく見守りましょうタイプの演奏が混ざった。
 台風のため2日目3日目は、このステージは中止で、荒天プログラムの教育会館に変更とのこと。フードテントも今日で終了。
 2日目(日曜日)は、終日仕事で行けず。
 3日目(月曜日・祭日)は、午後三時から、べったりと教育会館で鑑賞。夕方からは地元バンド中心のプログラムで、時に県外からのプロがゲストで混ざるという進行。ラスト前のプロばかりの演奏はさすが。大トリは、お馴染み金沢ジャズオーケストラ「ピラミッド」を配して、15人のボーカリストが一曲ずつ歌うという艶やかなステージ。終演21時ちょっと前。ただし、翌日は平日ということで、せっかくのフィナーレの割に空席がそれなりに目立った。
 今年のイベント。総じて、有名プロの参加がぐっと減って、地元の音楽愛好者発表会的要素が強くなった。台風のせいで縮小という面もあったけれど、それがなくても、少々淋しい年であった。ただ、台風の影響はほぼなく、オール好天プログラムでよかったのではないかというのは結果論で、これは致し方ない。

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by hiyorigeta | 2017-09-19 23:52 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)
 金沢医療センター(旧国立病院)のホールであった医療関係者で構成されたアマチュア・オーケストラの演奏で、ベートーベン交響曲第七番を聴いた。観客には入院中の患者さんもちらほら。立ち見も出る盛況。昨年、OEKの生を聞きそびれていたので、院内の張り紙でコンサートを知り、時間的な都合もついて、聴くことができた。
 いくら愛聴曲でも、生演奏を聴く機会はそうそうないので、久しぶりに聴いて、色々発見があって楽しかった。例えば、主旋律が最初弦楽器で、後半再現部では木管で、なんていうのはCDを聴いていても気がついていたが、ぞれぞれ奏者が座っている場所が左右に分かれていたので、音の方向が違っていて、音場的な楽しさを実感したり、木管群でメロディをつなげているのは分かっていたが、四つの違う楽器を使って受け継いでいたかとか、実際に手を動かしているところを見ないとわからないことがたくさんあった。
 どういうところが難しいのだということが分かるのも、アマチュア楽団の演奏ならでは。CDでは涼しく通り過ぎているところも、実際は結構大変だということがわかる。弦は中低音はそれなりに響くが、急な高音は濁ることが多い上に、音がブツ切れになる。弦では急に入る高音の音の溶け合いが難しいなんてことも、実際に聴いてみてはっきり分かる。そうしたことに気がつく。つまりは、聴くこちらが勉強になる。
 七番なので、全体的に最強奏の時間が長く、もう力いっぱいの演奏になる。小さな講演会仕様のホール(大会議室?)に、弦と管がガンガンと響くのは快く、室内オーケストラ規模ながら、大迫力であった。
 演奏曲目は有名曲ばかりで、他に「ウイリアムテル序曲」、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第二番」では独奏のピアノ奏者も初老の「先生」と呼ばれる方で、素人芸を超えてジャラジャラと余裕を持って弾いていて素晴らしかった。アンコールは「乾杯の歌」で、これには、盛装した男女による歌も入り、全体として判りやすくバラエティに富んでいて、この場にふさわしい選曲であった。
 そもそも七番は聴いていて元気が出る。先日、ラジオの音楽番組の投書で、「元気がない時は、第一楽章の序奏が終わったあたりから聴く」というのが読まれていて、あれあれ、一緒だと、うれしく思った覚えがある。
 地元にこうしたオーケストラがあることも、定期的に公演をしていることも知らなかった。忙しくて責任のある医療を仕事にしながら、趣味で楽器の演奏を続けるというのは大変だけど、ステキなこと。患者さんも、ああ〇〇科の看護師さんだ、などと、頑張っている様子に感銘を受けるだろうし、そうしたことも大切なことだ。

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by hiyorigeta | 2017-08-28 20:51 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)
 先日、久しぶりに生で聞いたベートーベン交響曲第四番。CDで復習しているということは前に書いた。実は、生でこの曲を聞いたのは、計算すると十六年ぶりのことのようだ。
 石川県立音楽堂開館記念事業として、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団金沢公演があって、前から五列目くらいのかぶりつきでこの曲を聴いたのは、2001年10月17日のこと。
 この日誌を書き始めたのは二〇〇四年十一月。ということで、この日誌に触れたことは何度もあるけれど、どこにもまとまった記録がない。そこで、ちょっと自分の覚えとしてここにメモする。

 指揮はサー・サイモン・ラトル。コンサートマスターはライナー・キュッヒル。楽団員たちはリラックスしていて、始まる前のオケの様子は、若干、緊張感不足。まあ、極東の、そのまた地方公演だし、致し方ないのかもなあと思った覚えがある。どことなく、さあ、田舎の皆さん、一流のオケの音をお聞かせしますからね、というような鷹揚な態度をちょっと感じたが、まあ、まさにその通りなのであった。確か、メインの東京公演を済ませてこっちに来たのではなかったかしら。
 曲が始まったら、弦はしなやかで木管も美しく、確かにウィーンフィルそのもので、ああ、録音で聴いているあのウイーンフィルの音だなとは思ったのだが、演奏はだから大排気量車が法定速度で巡行して、部分部分にちょっと片鱗を見せたというような印象であった。
 この時、第四番を聴いたのははっきり覚えているのだが、そのほか、何を聴いたのだったかはさっぱり忘れている。調べてみたら、後半は「英雄」、アンコールはシベリウス「劇音楽「クオレマ」~鶴のいる情景」というものだったらしい。
 冒頭演奏曲だったし、四番を生で聞いたのがおそらくその時はじめてだったので、印象深かったのかもしれない。それにしても「英雄」とアンコール曲の印象が全然ないのはなぜだろう。

 確か、おそろしく高額のチケットだった。これも、ウィーンまで行くことは一生ないだろうし、現地に行くことを考えると、この金額も仕方がないかと「清水の舞台」だったのはよく覚えている。
 今から思うと、演奏の良しあしを語れるほどの知識や蘊蓄もなく、耳も肥えていなかった(今も耳が肥えている訳でもないけれど)。ちょっとは演奏の意見が言える耳タコの六番七番だったら、あの当時でさえもっと楽しめたかもしれないという気はある。ちょっともったいなかったなあという気持ち。おそらく聴く人が聴くと、ラトルの解釈の特質は……なんてことも語れるのだろうが、私にはさっぱりであった。

 結局、ウィーンフィルを生で聴いたという事実だけが一生の自慢ということになったのだけれど、こんなの、「出会いのご縁」みたいなもの。後で浅学を残念がっても仕方がない。
 あの頃は中堅で、ウィーン・フィルよりベルリン・フィルのイメージが強いもじゃもじゃ頭のラトルさんも、もう常任を辞任していて、あれから一世代終わった感じである。早いもの。
 以上、今でも覚えている当時の印象。これもちょっと、ある意味、蔵出しシリーズ(?)

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by hiyorigeta | 2017-08-01 22:14 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)
 音楽メディアの情報は、無料のタワーレコードの季刊誌や、気に入った記事があると時々月刊誌「CDジャーナル」を買って仕入れる。
 今月号を読んでいると、書評欄に「ミュージック・マガジン」で有名な中村とうようを論じた本が紹介されていた。自死とあるので、彼は自殺したのだということを知る。二〇一一年のこと。先ごろの今野雄二の自殺は知っていたけれど。
 CDレビューの中の宮本大路(sax)の新譜に、「惜しくも二〇一六年にこの世を去った」とあって、彼が癌で亡くなっていたことを知る。強面の見た目と、バリバリと吹くバリトン、話すとエンターテナーぶりを遺憾なく発揮する日本のジャス・サックスの顔であっ た。数年前、七尾のジャズフェスで御陣乗太鼓と共演しているのを聞いた。能登に来ている時にはもう発症されていたのだろうか。熱帯ジャズ楽団などでも大活躍。夏フェスなんかになくてはならない人なのに。残念。
 ラリー・コリエル(g)の遺作はイレブンハウス名義で懐かしい名前だと思ったり、牧野良幸「僕の青春音盤日記」の連載が、同世代的に「そうそう、我々世代の音楽好きは、何と言ってもこの盤だよね」的な共感があったりで、表紙はハロプロの「つばきファクトリー」で、最近アイドル雑誌風展開をしている「CDジャーナル」だが、年寄りは年寄りなりの視点で、発売CDリストやレビューを読みながら、懐かしがったり感慨にふけっていたりします。

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by hiyorigeta | 2017-07-31 22:11 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

久しぶりにNegicco話題

 デビュー十五周年目に突入したNegicco。二〇一一年からの曲を集めたベスト盤2が発売された。新曲なども混ぜ入れ、シングル購買済みのファン層にも訴求する業界の通例を踏まえて、ベストでも聞いたことがない曲もいくつか入っている。
 新曲のMVがネット上に先行公開され、映像の最後に、ポストにお手紙を入れるところで終わっていたのだが、CDの封を開けると、彼女たちからのお手紙が入っているというにくい演出がされていた。いいアイディア、誰が考えたのだろう? 
 限定盤のほうを買ったので、東京でのライブ映像が入っている。ホーンズが六人と豪華で、その代わり、あとはキーボード一台だけ。リズム陣はなく、基本はカラオケというフォーマットは、基本、彼女らが日ごろから慣れている既製音源使用で心配がなく、それに前奏や間奏でボーカルソロや楽器ソロを入れこんで彩りを添えるというやり方で、特別感や生演奏感を演出している。うまいやりかたである。彼女たちものびのびやっていて、表情も明るい。これまでのライブ映像の中でもベストではないかしら。
 ハロプロなら幼少時から特訓につぐ特訓で振り落とし、二十歳前には堂々とライブをこなす人材を作るだろうけれど、彼女たち、地方の商店の催し物余興レベルからコツコツと積み上げて、アラサーになってこの境地に達したんだと感慨深い。
  手紙には、アイドルとして難しい年齢となってきた彼女たちらしい正直な思いが書いてある。中に、歳をとってもずっとファンでいてください的な文面があったが、おそらく彼女たちのコアなファン層は、本当にいい歳になってもファンでありつづけるのではないかしら。

 先日、元短波放送アナウンサー大橋照子の人気番組「ヤロメロ」の四十周年記念公開番組が5月にあったのをネットで見つけて見た。大橋アナは七十年代ブレイクしたアイドル級の人気アナ。番組の人気コーナーを昔のままやっていて、懐かしかった。
 彼女は現在六十七歳。でも、お声は本当にかわいらしい。集まった客はいいおっさんばかり。皆四十年来のファンである。彼女の話によると、「話し方教室」で来てくれといわれて学校に行ったら、その校長が昔のファンだったということもよくあるという。そんな風にずっと贔屓にしてくれている。葱さんとファンたち。そんな歳の取り方をしてくれるのではないかな。

 ということで、発売日の酷暑の夜、一気にライブ一本楽しみました。これまでで最強の CD+Blu-ray(特別限定盤)ですが、ネックはお値段。七五〇〇円+税では、お初の人は手が出ないだろうなあ。

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by hiyorigeta | 2017-07-20 20:18 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

バイワイヤリング仕様に

 スピーカーのコードは、大昔、秋葉原で購入して、今では少し被膜が硬化してしまっている古いのをシングルで使っている。今回、同等品を購入。それにオーディオ・グレードのバナ ナプラグも購入して、バイワイヤリング仕様にした。
 生まれて初めてのバイワイヤリング。スピーカの端子の上と下とをつなげているジャンパー金属板もはずす。
 アンプからコードが左右それぞれ二本生えていることになって見た目の趣味性は上がったが、正直、音がよくなったかどうかは、さっぱりわかりません(笑)。まあ、そうだろうと思っていたので、がっかりはしませんけど……(笑)。

 夏本番となり、例のアンプは、とんでもない発熱量となっている。上に置いたファンを回し忘れようものなら……。小さな熱気が二本上に上がっているのがはっきりわかる。リビングダイニング一室なので、台所のほうでは、調理の熱もガンガン。IHコンロ、トースター、炊飯器、電子レンジ…… 。
 エアコンを回して冷やしているワンルームの中に、熱発生装置がいくつもある。現代生活は本当に能率的で進んだシステムなのかしらといつも思う。
 
 暑い日が続く。長期予報によると今年の夏は猛暑らしい。七月末と八月末に山があるらしいが、北陸・中国地方はずっと猛暑マークだった。やれやれ。


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by hiyorigeta | 2017-07-16 20:02 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

ジャズ本を読む

 同僚から、ジャズ好きなら、これに載っているジャズ・アルバムを持っているかと、鈴木良雄「人生が変わる55のジャズ名盤入門 」(竹書房新書)を見せられた。
 チンさん、本も書いていたのか。ちょっと貸してもらい、一気に読了。数を数えると五十五枚中、三十七枚、私は持っていた(さすが年季の入ったジャズ・ファン?)。そのなかから何枚か、素人耳でも絶対間違いないものを推薦しておいた(名盤の中には、一聴、よくわからないものもあるからね)。
 チンさんのコメントは、演奏家らしいもので、特にジャズ・メッセンジャーズ時代の話や本人との競演の話などは、実体験を踏まえているので興味深いものがあった。フリー的な演奏に部分的に突入するのはいいが、自分が延々とやっても楽しくないとか、歌伴奏の仕事はたくさんしているのに、ボーカルものはほとんど聴かないし、CDも買わないという発言があって、意外だったりと、この種の裏話が楽しい。
 マル・ウォドロンのピアノは、左手でリズムパターンをを作っていく古い演奏スタイルなので、ベース奏者として、それに合わせねばならず、やりにくかったなどという話は、さもありなん、屋上屋を重ねる的になって困ったのだろうなと面白かった。共演者ならでは。
 モダン・ジャズの歴史的把握自体はごく穏当なもので、その名盤は確かにそういう特色だよねというコメントで、入門者用として最適。

 今、読んでいるのは、小川隆夫「ジャズマン死亡診断書」(シンコー・ミュージック・エンターテインメント)。医者としての所見もまじえつつ、死亡直前の様子が分かりやすく、かつ克明に描かれていて、そのジャズマンの死にざまや人となりがよくわかる。途中、そのジャズマンの人生や音楽的立ち位置にも戻って触れているので、知らないジャズマンでも、読むだけでその人の人となりを知ることができた。麻薬がらみの死が多いのが、いかにもジャズである。バンドの離散集合も多くが麻薬がらみ。後は交通事故やら自殺やら、奥さんに殺されたり……。
 ブルーノートのアルフレット・ライオンが最後の日本訪問を大変喜んでいたとかいう話は、よく知っていたが、ソニー・スティット(as)最後の来日公演の、死直前の壮絶さなどは知らなかったので驚いた。ほとんど「舞台の上での往生」に近い死に方で鬼気迫る。

 さて、今は、中古祭で見つけたジョージ川口(ds)&スーパーバンド(八十年代のオールスターバンド)や、エミール・デオダート(key)が、若き日、ブレイクする前にブラジルで録音したオルガン主体の二枚などを聞いている。これで、デオダート名義の若い頃の録音で知られているものはすべて入手したはず。
 自分で言うのもなんだけれど、結構、マニアック。   


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by hiyorigeta | 2017-07-08 10:05 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

こんなの聴いてます

 私が買うCDは稀少盤とかではなく、大定番で買い漏れしていたものが中心。以下最近買ったものをいくつか紹介するが、そんなのばっかり。

 先月、生でベートーベンの第四番を聴いたので、手持ちのCDで復習していた。クライバー・ファンだと言っておきながら、有名な赤いジャケットのライブ盤(オルフェオ)を持っていなかったので、それを購入して聴いてみる。この比較的平坦なあっさりした曲に、うまく表情をつけて、しなやかな演奏になっているという印象。

 去年の「ベートーベン交響曲全集」に引き続き、ジョージ・セル~グリーブランドの「ブラームス交響曲全集」がリマスターされ、丁寧な編集で発売されたので、例のレビューの賞品として当たったポイントのほとんどを使って購入。六十年代の録音だが、音が鮮明になって古い録音とは思えない。いつものごとく楷書の演奏で、ブラームスらしい抒情的なメロディ部分もきっちりとした線で演奏しているが、かといって、甘美さとは別の、メロディが本来もっている抒情性みたいなものはしっかり味わえて、そのあたりがいかにも彼らしい(ブラームスの交響曲は、色々な人のがたまってきたなあ)。

 私がジャズを一所懸命吸収しはじめた七十年代、日本ジャズの新録音に積極的だったスリー・ブラインド・マイスの人気作、山本剛の「ミスティ」(紙ジャケ)を買う。レッド・ガーランドばりのリラクゼーション。スローは叙情性豊かで、確かに日本人ごのみの演奏。

 リサイクルショップの投げ売りコーナーをあさっていたら、ナタリー・コールの大ベストセラーアルバム「アンフォタゲッタブル」が百円であったので購入。彼女のライブDVDは一枚持っているがCDははじめて。二十二曲も入っており、父ナットの持ち歌を並べて、うまいトリビュートになっている。編成やソロ楽器を色々かえて、聴く者を飽きさせない、つまりは、お金のかかったゴージャス盤である。ヒットしたはず。
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by hiyorigeta | 2017-06-19 19:14 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)
 同僚から上記のオーディオ本を貸していただいて読む。月刊専門誌に連載されていたオーディオルーム訪問記事の集成である。
 いやあ、皆、オーディオ道何十年という感じの部屋ばかりである。音質向上のため部屋自体を大きく改造してあるものなど、お金をかけたマニアぶりがうかがえる。CDの人もいるけれど、多くはアナログ派である。
 それにしても、一番の印象は、昔、名機と呼ばれた高級機を今も大事に使っていることで、そこそこレベルの最新機種をとっかえひっかえしているわけではないということ。
 かけるときにはお金をかける。そして、大事に末永く使う。そんな感じである。アナログの機械は、もう代替機がないものも多く、それを修理しながら使っている人も多い。
 全部で一千万円はくだらないだろうなあというような部屋ばかりで、到底、まねのできるものではないけれど、今後も、死ぬまで音楽鑑賞は趣味としてやっていきたいので、こうした長いスパンで色々オーディオを探究している様子はうらやましかった。その人がオーディオ・チエック用に聴いているソフトも紹介してあって、この人は、この機材で、こうした系列の音楽を聴いているのかと参考になった。それぞれのジャンルと再生装置のチョイスで、おそらくこんな音が出ているんだろうなあと想像することができる。

 オーディオ・グレードのスピーカーケーブル購入、スピーカーの安定や防振対策など今後しなければならないことがいくつかあり、今は、ちょっとオーディオ趣味のほうに気がいっている。
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by hiyorigeta | 2017-05-27 20:01 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

荷風散人宜しく金沢をぶらぶら歩きしたり日々の生活をつぶやいています。文字ばかりですがご容赦下さい。時々日付をさかのぼってアップしたりします。http://tanabe.easy-magic.com


by hiyorigeta
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