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金沢日和下駄~私のものぐさ日誌~

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出金にオロオロ

 過ごしやすい、一年でもっともすごしやすい季節。今の花は八重桜である。
 職場には「兼六園菊桜」が数本植わっている。兼六園菊桜といえば、私達が子供の頃、本家本元の兼六園のものは、枯れかかって幹だけになっている貧相な桜の前に「天然記念物」の立て札がかかっていた。
 現在のものは二代目。京都の桜守が接ぎ穂で復活させて、兼六園に返したという。残念ながらもう天然記念物ではない。
 この花、花弁が二百枚以上になる珍しい八重桜だが、職場のものは、葉のほうに勢いがあり、普通の八重桜よりも、見た目、地味な印象である。
 街路樹のハナミズキも白い花を咲かせ始めた。

さて、年度当初、新規に仕事関係の普通預金通帳を作ろうとしたが、その団体が実際に存在しているかどうかの確認など、昔にくらべ発行まで時間と手間がかかった。
 銀行のほうも、お年寄り特有で、モタモタする私に、どこどなく面倒臭げな様子が見られたのだが、それなりの額を入金することが判って後は、微妙に話し方が丁寧になって、内心、少々笑った。ゲンキンなものである。
 今日は、初の出金。通帳の表書き通りに団体名だけを書いたが、どうもダメらしい。私の名前がいるという。そこで名前を追加記入したら、今度は、名前の前に「代表」という言葉がいりますという。「そんなの先に言ってよ」と思ったが、もちろん言われたとおりにした。
 この一件、通帳の額面通りに書いてはダメというところに違和感があった。確かにハンコは個人名なので、代表名を書かないと成立しないというのは 、あとから考えたら判ったが、普通、そのまま書いてはいけないなんて考えない。 ひとつひとつは細かいことである。でも、そういう風にしなければならないという「不文」の決まりごとなど、いちいち覚えきれるものではない。あれはこういうやり方で、これはこういうやり方で、というようなことが積み重なると、結局、忘れて、よく判らなくなって、年寄りは、大丈夫だろうかと不安だけが増大する。そして、またモタモタするのではないかと引っ込み思案になる。
 私は、そこで、鉛筆で通帳の表に必要事項を書き加えた。(もちろん、防犯上はしないほうがよいのを承知の上である)
 やれ、プライバシー保護とか公正性の確保とかの大義名分で、小さなハードルの高さが、今の世には多くなっているような気がして、少々気にかかる。
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by hiyorigeta | 2015-04-30 19:42 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)

大事なところ 

 骨髄バンクのPRオリジナルソング「ダイジナトコロ」をフューチャーしたコマーシャルが新鮮。Negicco他四組のアイドルが出演する。途中までは完全にアイドル然としたラブソング、しかし、途中から「大事なところ」とは骨髄液をとる採液場所だということをはっきり歌詞で述べて、宣伝歌であることを全面に出すという異色の歌詞構成。
 それではと、ドナー登録のことをネットで検索すると、年齢は五十四歳までと、もう制限を過ぎていたのだった。あれあれ。
では献血はどうなのだろうと思い、調べると、こちらはまだ大丈夫のようであった。
 昔、毎年していた献血も、腰が悪くなってからはご無沙汰。地元の献血ルームは、片町の繁華街から近江町市場がある武蔵が辻のほうに移転したので、いつか行ってみようかと思う。
 各種の支払いで「シルバー割引」が利用できはじめたり、こうした命を助けるサポートが、「助けるほう」から徐々に「助けられるほう」にシフトしていて、この年齢はまさに移行期といったところ。

骨髄バンクPRビデオ
http://www.jmdp.or.jp/daijinatokoro/
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by hiyorigeta | 2015-04-22 19:25 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)

キンキンのこと、大村麻梨子のこと

 数日前、タレントの愛川欽也が死去した。八十歳。最近では「アド街ック天国」の司会で知られたが、我々世代では、深夜放送「パック・イン・ミュージック」である。オープニングは『ルート66』。「カトリーヌコーナー」なんていう人気コーナーがあった。若者の兄貴分的な存在で、ちょっとHなネタなんかも愉しげに放送にのせて、絶大な人気を得た。ナッチャコパックともども愛聴した番組だった。確か、彼は売れない映画を作って借金していたのではなかったかしら。よくゲストもやってきていた。
 あの頃、「オールナイトニッポン」はこちらに中継局がなく、直接、ニッポン放送を雑音の中聴いていた。「パック」は途中から地元局で流し始めて助かった。文化放送「セイヤング」はこちらの地方局と周波数が近くて被って聞こえなかった。
 当時は、深夜放送聴くだけでも大変な苦労だった。それだけ努力して深夜まで起きていて、今考えると、さっさと寝て日中の勉強に労力をさくべきではなかったかと思わない訳でもないが、それが若さの特権という気もする。
 林美雄が早々に死去し、先年、野沢那智も亡くなった。ネットに載っていたパックのパーソナリティ一覧を眺めたが、宮内鎮雄、業界を去ったが小島一慶あたりがちょうど今七十歳で存命。
 その表で、大村麻梨子の名前を見つける。TBSラジオの夜の番組「麻梨子産業株式会社」の人である。「パック」も短期間ながらやっていたようだが、私が熱心に聞いてた時代より微妙に前(一九六九年~一九七〇年)なので、彼女の「パック」自体は聴いたことがない。
 午後十一時台の放送だった「麻梨子産業」のほうはよく覚えていて、以前、この日誌でもちらりと触れたことがある。確か一九七二年頃の番組である。空想的な商品開発を紹介するといった内容で、投書内容自体も面白かったが、なんと言っても大人の女性のしっとりしてコケテッシュなお声が魅力的であった。雑音の中、聴いていたので、電波状況の悪い日はTBSラジオ自体が聞こえず、残念に思いながらダイアルを回していた覚えがある。
 ネットでもいくつか懐かしがっている文章があって、短かったがやはり印象的な番組だったようだ。
 それで思い出した。冒頭は「こんばんは、こんばんは、もひとつおまけにこんばんは」で始まるのであった。早々にアメリカに移住し、今も当地で暮らしているそうで、もう七十歳代も後半あたりのご年齢ではあるまいか。
 あの頃の深夜放送のことが色々思い出されて、夜更かしして書いた今日の文章。
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by hiyorigeta | 2015-04-21 04:01 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)

選挙の春

 新年度に入り、今は歓迎会シーズン。大きな宴の幹事なので、間に入った旅行業者と毎日のように打ち合わせをしていた。それが終わりちょっと一段落。当日、会場のホテルにいくと、席札の名前が違っていたり、壇上の横幅が足りなくて、急遽、動きの指示を変更して、アナウンス原稿も替えるなど小さなトラブルがあった。準備万端でも、なにもかもがスムーズにいくとは限らない。
 早めに会場に集まった今期の幹事、部署を横断しているので、日頃は特に集まらない面々。参加者が集まってくるまで、ちょっとした雑談をして過ごした。仕事以外の素顔が見えて、こんなひとときは大事である。今年は小人数の小部屋にいるので、なおさら……。
 県議選に続き、市議選が始まった。時折、拡声器の声が聞こえる。新聞に出ている候補者の名前を見ても知らない人ばかり。多選中の人でも知らない。代が替わり代が替わりして、いつのまにか知らない人ばかりとなった。私個人の意識が低いせいもあるとは思うが、地域の誰々という形での「地盤」感が薄れてきて、「この人!」という一体感が有権者になくなってきたせいもある。市議選でさえかくの如し。選挙が遠くなっていく。
 26日からのGWを含む二週間、ここのところ休み一切なしであったが、今年は、数日休みがありそうである。なにするあてがあるではないが、久しぶりなので、どことなく嬉しい。

  春の雨氏名連呼の声遠し
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by hiyorigeta | 2015-04-20 20:19 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)

アンプの入れ替え

 片チャンネルがおかしくなっていた自宅のプリメインアンプ(オンキョー)。仕方がないので、愚妻が実家から嫁入り時に持ってきた年代物のシスコン(日立ローディ)のアンプに入れ替え、当座をしのぐことにした。スピーカーとチューナーは、元々そのシスコンを使っていたから、CDとアナログ・プレーヤー以外は彼女のシスコンに戻った形になった。結局、若い頃と変わらないままという何とも平板なオーディオ人生(?)である。
 錆々のボリュームつまみを綿棒で磨いたりして見た目を改善し、スピーカーのアネッターのボリュームを色々いじったりして、何とか聴ける音にする。レコードとCDとで低音・高音の出方がえらく違い、その度に大胆にトーンコントロールをいじらねばならないということにも気がつく。
低音がたりないからといって低音を上げるとボコボコいうだけ、音の厚みもあるとは言い難いが、三十年前の機械としては何の問題もない。壊れているところもない。当時、嫁家は奮発して買ったのだろう。持ちあげると何とも軽々しいが、一応、プリアンプとパワーアンプが独立していて誇らしげである。確かに当時の高級システムコンポーネント。
 引退したほうのプリメインアンプは、私が稼ぎはじめて初めて買ったちゃんとしたオーディオ。買った店も店員とどんな会話をしたのかも覚えている。あの時、オーディオシステムアップの第一歩だと高揚した気持ちだったからであろう。
 今日、入れ替えたシステム。贅沢を言わなければ、それなりの音が出ている。数年前、アナログレコードに戻った時、思った以上にいい音だったのに驚いたが、オーディオって、実はあんまり進化していないのかもしれない。昔も今も、後はお金のかけ方次第というところではないかしらん。
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by hiyorigeta | 2015-04-12 22:08 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

Negicco金沢公演を聴く

 愚妻とともに金沢21世紀美術館地下一階「シアター21」にてNegicco全国ツアー「First Tour Never Give Up Girls!!! & Rice & Snow」金沢公演を聴いた。
 会場は春休みの土曜日ということで、観光客で大混雑。そんな中、オタクたちが三々五々集まってくる。見ると緑色の葱グッズを身にまとっていたりして、ほかの観光客と異質な雰囲気が漂う。年齢はアイドル・グループとは思えないほど中年層が多く、女性もそれなりに混じる。愚妻は客席でファン特製の「Negicco女子部缶バッチ」をもらって喜んでいた。
会場は、可動式特設席でかなりの急勾配。ファンの間では、ライブハウスではなく人気美術館ですることが話題になっていた。場所柄「着席して聴くこと」「応援で大声を発しないこと」などの制約があり、セット・リストは、通常とは違い、落ち着いた曲中心のものになるだろうというのがもっぱらの噂であった。
 実際、「裸足のRainbow」「ルートセヴンの記憶」「相思相愛」(オリジナル・オケ版)と、ミディアム・テンポの曲中心でスタート。ユメトコスメの長谷泰宏氏(p)が登場し、以後は、ベーゼンドルファーのグランド・ピアノ一台のみをバックに、彼女らは着席してじっくり歌を聴かせた。スローテンポの代表曲「Falling Stars」は予想できたし、日本海側ということで、「サンシャイン日本海」は歌うだろう、長谷さんの曲「イミシン☆かもだけど」も歌うだろうとの、こちらの予測もズバリ的中。このセット最後は「1000%の片想い」。
 長谷氏のピアノは煌びやかで華があり、ソロもなかなか聴かせる。なによりも彼女らのことや持ち歌をよく知っている人ならではの伴奏で、しっとりと歌う彼女らを引き立てた。短い時間だったが、彼を呼んだのは大成功であった。
観客は静かに聞き入ったので、ソロパートやユニゾン、時にカエポ(左の人)が下パートでハモるのがはっきり判り、聴き馴染んだ曲が新鮮に感じた。こういう歌い方をすると歌詞の意味が全面に出てくる。

 後半は、いつものカラオケ伴奏で「あなたとPop With You!」「クリームソーダLove」「パジャマ・パーティー・ナイト」。彼女らはしっかり踊ったが、客席は、静かにネギライト(サイリウム)を振る程度で、これも異色。
 アンコールは、再び長谷氏の伴奏で「圧倒的なスタイル」。いつもの盛り上がり曲を、しっとりスロー・バージョンで歌い始め、観客は意表を突かれて、驚きの声がもれた。 愚妻はこの曲の歌詞のメッセージ性に初めて気がついたという。
 彼女らのコーラスは努力の跡が見られ、カエポの音程も改善されている。今後、アイドルから脱皮する時の方向性として大事な試みだったように思う。彼女たちも緊張していて、特になお☆ちゃんは上の客席からでもそれと判った。

 ツイッターなどで観客の感想は手に取るように判る。やはり新境地として好評であった。個人的には、ずっと座ったままなので助かったし、応援の統一された動きもよく判らない年寄りなので、これも気遣いせずにすんで気が楽だった。ただ、総曲数十一曲、一時間強と、少々、ボリュームが足りない気がしたが、これは、会場の制限の絡みなのかもしれない。お約束、セカンドアルバム購入のネギ券(特典券)で、コンサート後のサインと短い雑談を彼女らと交わした。
 百六十名規模の会場は、チケット販売後、早々に完売したらしい。数日後に申し込んだ我々はもう最後のほうの番号であった。
 しかし、地元金沢の人はほんの一握りしかいなかった。コンビニでチケット全国発売。新幹線開業ブームと話題の美術館での開催と重なって、地元民が買おうか悩む前に売り切れてしまった格好。完売はめでたいのだが、これでは、全国ツアーをしている意味が半減する。地元のチケット販売所で地道に売って、地元の人に来てもらい、ファン層を広げていかねばならないのにと、少々残念な気もした。
  
 当日は、午後から青空が広がり気温も上昇。桜も満開。「金沢城と桜」で、付近は観光写真のような美しさだったらしい。兼六園も無料開放中。夜は夜桜見物に皆既月食の月がかかる。北陸の美味も堪能し、開通早々の新幹線にも乗ったし、いつもとは毛色の違ったコンサートも聴けた。県外からやってきたオタクたちは、この遠征を堪能したようだった。
 実際、こんなにめでたいことが一日に凝縮した日も珍しい。
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by hiyorigeta | 2015-04-04 22:51 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

荷風散人宜しく金沢をぶらぶら歩きしたり日々の生活をつぶやいています。文字ばかりですがご容赦下さい。仕事がらみの話は話題が死んでから載せるようにしています。http://tanabe.easy-magic.com
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