2015年 04月 12日
アンプの入れ替え
錆々のボリュームつまみを綿棒で磨いたりして見た目を改善し、スピーカーのアネッターのボリュームを色々いじったりして、何とか聴ける音にする。レコードとCDとで低音・高音の出方がえらく違い、その度に大胆にトーンコントロールをいじらねばならないということにも気がつく。
低音がたりないからといって低音を上げるとボコボコいうだけ、音の厚みもあるとは言い難いが、三十年前の機械としては何の問題もない。壊れているところもない。当時、嫁家は奮発して買ったのだろう。持ちあげると何とも軽々しいが、一応、プリアンプとパワーアンプが独立していて誇らしげである。確かに当時の高級システムコンポーネント。
引退したほうのプリメインアンプは、私が稼ぎはじめて初めて買ったちゃんとしたオーディオ。買った店も店員とどんな会話をしたのかも覚えている。あの時、オーディオシステムアップの第一歩だと高揚した気持ちだったからであろう。
今日、入れ替えたシステム。贅沢を言わなければ、それなりの音が出ている。数年前、アナログレコードに戻った時、思った以上にいい音だったのに驚いたが、オーディオって、実はあんまり進化していないのかもしれない。昔も今も、後はお金のかけ方次第というところではないかしらん。