松本行き

 大会引率で松本市へ出張した。朝の新幹線で長野まで一時間、十分のインターバルで「特急しなの」に乗り換え、五十分で松本。計二時間で着いてしまう。地理的には金沢からは少し戻るような形になるが、あっという間。今年は新幹線が出来て、新幹線利用で路線を選ぶことになり、なにかと新鮮である。
 松本市は、平成の大合併で二十万を超す都市となったが、上高地までも含む広域で、実際の市街地区は二十万を大きく割る人口だとタクシーの運転手さんが話していた。道は典型的な平城城下町の区割りで、わざわざ先を見通せなくするために交差する道路をずらしているので、現代では困ったことになっていると、これも運転手の弁。行 き止まりや一方通行も多い。町は土蔵造りの外観を模したデザインの建物が多いのが特徴。街道沿いにはいい雰囲気の商店が並び、こじんまりとした観光都市の雰囲気。
 眼を遠くにやると、雪を被った連山が見渡せ、北アルプスの玄関口らしい高原都市らしい景観。駅から出て目の前の通りから聳える山肌が見える景色は、金沢のような平地の都市にはない景色である。

 一日目は午前中移動、午後仕事。宿は信州大学近くの小さな民宿規模の旅館。別会場(駅前のホテル)であった懇親会では、アルコールがまわったあたりで、各県毎の挨拶コーナーがあり、我が県は、若い女性三人が前に出て、アイドル三人組風の可愛らしいノリで、「新採で~す。私も新採で~す。」と前振りをして、最後の子が「新婚で~す。」と落とすという、その場で急遽考えた藝を披露して、酔っ払いたちに受けていた。オッサンは、若い女性たちがこうして屈託なくしてくれるのを見ると微笑ましくて、ほっこりとする。

 二日目は大会当日。残念ながら予選通過せず、早めに終了、会場を離脱した。以後、ミニ観光モードとなり、松本城の堀の横に並ぶ屋台規模の商店街「なわて通り」を冷やかし、国宝松本城を見学した。この城に登るのは本当に久しぶり。往時そのままの 城郭で、若い頃に較べ、急階段を上り下りするのが、お年寄りほどではないものの、少し心許なくなっているのを実感する。お城は有名だが、一体誰の居城なのかよく知らなかったが、城主は幾氏も変遷があって、加賀は前田家というような、ついたイメージはないようだ。前田利家のようなスター武将もいない。同じ城下町ながら、金沢は復元なのでお城より前田家、松本は氏よりお城そのものという違いがある。
 天候がよく、青い空に白い北アルプスの山々が映え、松本城をメインに、バックが雪山と、絵に描いたような写真を撮ることができた。冬の空気で景色が澄んで見え、絶好の景色。
 結局、切符を前倒しして予定より早めに帰宅の途についたが、乗るまで一時間待ち、乗り換えに一時間弱待ち 、新幹線も各駅停車となって行きより三十分長く、行きの倍近い時間がかかった。事前準備は色々大変で結果も残念だったが、業務として大きな問題もなく、天候にも恵まれ、いい出張となった。
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by hiyorigeta | 2015-12-13 22:44 | 行ったところ | Trackback | Comments(0)

荷風散人宜しく金沢をぶらぶら歩きしたり日々の生活をつぶやいています。文字ばかりですがご容赦下さい。時々日付をさかのぼってアップしたりします。http://tanabe.easy-magic.com


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