2017年 01月 15日
加水分解
車に入れていたCDの大久が茶けて傷んでいる。あれあれと思う。入れていた時は判らず、時間がたってから傷んだのがはっきり判る。まあ、聞けるからいいが、もう何十年先にはだめかもしれない。
職場でスキー靴の割れの話が出た。時々聞く。ズックはおいておくと ウレタン部分がさっさと加水分解してダメになるという話をしたが、加水分解という言葉にピンとこないようだった。ネットでは、一時期流行した高価なシューズ(ナイキ・エアマックス)を家宝にするつもりで片づけてあって、久しぶりに出してみたら傷んでいたという記述がいくつかあった。ちょうどブームがあってから二十年近くたつ。壊れるには十分の年月である。
そもそもウレタンものを家宝にするという時点で間違っているようなきがするのだが、それは長年生きてきて、何度もバキッと割れる経験をして気が付くこと。若くして高い製品買って喜んでいたのだから、知らないのは無理はない。
ネットで調べると高温多湿の我が国は、特に加水分解が激しい地域という。乾燥している他国では もう少しはもつということらしい。ナイキの本社はアメリカ(オレゴン州)。製造はベトナムとからしいが、日本の特殊性を深く考えているとは思えない。
ところで今は、ニューバランスという会社のシューズが流行っている。これはどこの会社かといえば、やはりアメリカ(マサチューセッツ州ボストン 製造は主に欧州)。おんなじことがまた後日起こりそうである。
家宝にせず、せっせと履きつぶしてください。