こんな待ち受け画面にしています

  以下の文の前半は何度も書いた話。枕としてお付き合い願いたい。
 大学時代、新宿高層ビルの展望室から東京を眺めたことがある。小さく眼下に車が動いているのが見える。高い割には意外に大きく見える。周囲は新宿御苑や明治神宮の緑以外はビル群が広がっている。北は池袋からずっと奥まで。そんな光景を見ていると、なんだか色々くよくよしていたことが、まあ小さなことだとすっと気にならなくなった。 
 星野道夫さんのエッセイで、今、この時間に北の海ではクジラが大海で悠然と泳いでいるというのを考えることができる人であれかしという内容の文章があって、これは印象にすごく残っていて、今もその想像の景色を大事にしている。
 以下、後半。
 そこで、そんな遥かなる景色が私にとって大事なので、安直に、パソコンの待ち受け画面にしていたりしている。(但し、negiccoのことも多いのですが(笑))。
 紹介するひとつ目は、四国かどこかの岬の突端写真。
 一度陸地が切れかかりその先にもう一山あって、そこに灯台が設置されている。その先は大海原。よく見ると、その灯台に行く小道が線になって見える、そんな写真。
 画面が、ドラえもんの「どこでもドア」のような出入り口になっていて、その先がこの「遥かなる自然」になっているような錯覚を覚える時があります。
 もう一枚は、以前一度書いたかもしれない。フェルメールの「デルフト遠望」。最初は何の変哲もない中世の街並みの風景画のように見えていたのですが、よくよく見ると例えば手前の水の光っている様子などは実に細かく、水の透明感を感じさせ、時間をかけた努力の絵だということが理解できるようになってきた。
 中世のヨーロッパの片隅、オランダの小都市。煉瓦造りで所々に塔状の突起がある建物も見える。こんな街並みを見ながら歩いている自分を想像したりします。
 どれも、今の「ここ」ではない空間、それをちょっと眺めてから、評論問題の予習の続きに戻ったりします。

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by hiyorigeta | 2018-03-05 03:37 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)

荷風散人宜しく金沢をぶらぶら歩きしたり日々の生活をつぶやいています。文字ばかりですがご容赦下さい。時々日付をさかのぼってアップしたりします。http://tanabe.easy-magic.com


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