結局、同じところ

 たしか人の耳は20ヘルツから20000ヘルツが可聴範囲だと記憶している。CDはそこでスッパリ情報を落としている。
 以前、耳鼻科で検査してもらって、高音部がだいぶ聞こえなくなっているのは判っていた。でも、以後の健診は正常で、まあ、年相応の老化らしい。コンビニ店先でなっているといわれている若者たむろ対策用高周波の音は、当然、私には聞こえない。
 先日、ネット上で、低音から高音までの音が聞こえるかをチェックするものがあったので聞いてみた(そもそもパソコンやスピーカーの性能というフィルターがかかっているので厳密ではないのは最初から判っている。まあ、お遊びと思ってやってみた)。
 最下部はもうダメだが、ちょっと上の低音からそれなりに聞こえた。50位からははっきりと。高音部は10000は問題ないが、12500あたりはもうダメだった(そもそも、その上は性能上音自体が出ていないと思われる)。そんなのが今の自分の耳だなあと思いながら、この前買ったコンポのカタログを読んでいらた、ちょっと、おもしろかったのが、以下のスペック。

「トーンコントロール最大変化量」
 ・±8dB/80Hz(BASS)
 ・±10dB/10kHz(TREBLE)
 ・+3.5dB/80Hz(S.BASS1)
 ・+7dB/80Hz(S.BASS2)

 ステレオには高音と低音を上げるボリュームがある。この機種はリモコンで8段階であげていくのだが、つまり、低音部は、最高で通常よりも8デシベル分、80ヘルツを中心としたところを上げているということである。思ったよりも高いところを上げているのに素人は「へえ」と思った。迫力のある低音というのは結構高音なのである。高音は10000ヘルツを中心しにたところを上げている。私の感想は、生きのいい鮮度の高い高音を演出するのは、結構低い高音なのだということ。

 ちなみにS.BASSというのは、おそらくスーパー・ベース(超低音)の略で、低音ブーストのことである。このスイッチを押すと、可変ではなくて、一気にその設定になる。1.2があるのは、それが二種類あるということ。二回押すと2になる。これは、もっとベースより低音部を持ち上げるのかと思っていたら、80ヘルツとおんなじところ。
 なあんだ。だったら、スーパーベース2にするより、そっちをオフにして、ベースのボリュームのほうをマックスにしたほうが、1デシベル多く持ち上げているということになる。選択肢がいくつもある割には、単におんなじ周波数帯を上げたり下げたりしているだけということがわかって、ちょっと笑った。
 もちろん、ベースの可変を上げてスーパーベース2を選択することも可能だが、そうしたら、もう音はボコボコになって聴けたものではなくなる。

 ほかのを比べたわけではないし、それが日常使いのコンポレベルでは常識的ラインなのかもしれず、それにこのヘルツ表示、測定に使用した周波数帯を示しているだけともと思われるので、下にどれだけ伸びているのかを測定していないだけで。やはりスーパーベースは超低音仕様なのかもしれず、少々的外れな話だったのかもしれないが、これで分かったのは、なるほど、だから私の少々衰えた耳でも、音質を可変させて、その違いがわかるのだということ。逆に言えば、メーカーは、万人の耳のレベルを想定して機械をセッティングしているということになる。まあ、当たり前か。



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by hiyorigeta | 2018-05-18 02:10 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

荷風散人宜しく金沢をぶらぶら歩きしたり日々の生活をつぶやいています。文字ばかりですがご容赦下さい。時々日付をさかのぼってアップしたりします。http://tanabe.easy-magic.com


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