今回は、ちょっと真面目に今後の国語教育を考えます。
 同教科の教員の集まりで、最近、漱石の「こころ」は、教科書によっては、「明治の精神」の部分が省略されるようになったねえという話が出た。そのため、Kの自殺に気づく場面で終わってしまって、明治の精神とつなげる授業は省略されることが多くなった。手ごわいテーマで、さらっといくわけにもいかないという事情もある。
 でも、ベテランたちはそれを残念に思っていた。明治・大正という時代の雰囲気を理解するにはいいチャンスなのに。そのことをイメージさせることは、歴史観にもつながり、文型人間として大事なことだ。各章の読み取り作業だけをやっていてもねえ。

 さて、先日、今の中学三年生の代から実施される新共通テストの試行問題が公開された(大学入試センターWEBサイトにあり)。記述問題の採点が業者まかせになるが公平性は保たれるのかなど、数々の問題が指摘されている例の新方式のテストのことである。
 一問目は「生徒会部活動規約」が書いてあって、それに対する会話がのっている。二問目は、図表や写真などを使いながら説明している実利的文章。文章自体は難しくない。この問題が追加されていて、大問が一つ多くなり、テスト時間が延びた。

 大雑把な傾向として、情報把握能力、相手の立場や相手の理解が分かっているかというような一種のコミュニケーション能力や単発的な判断力を聞いているような気がした。まあ、現代文は、新学力観なら、こういう問題になるんだろうなという問題になっているというのが第一印象(A君B君C君の会話の中の空欄に適語をいれるとか)。難解な概念と格闘するとか、〇〇主義などという言葉が行きかう思想書とか、〇〇学入門的な学術的文章、芸術論、文芸評論などの分野は、この新傾向の聞き方とは相いれない部分があるので、出しくくなのではないかしら。実利文章中心の出題。

 以上から、印象にすぎないが、文型に求められているのは、深い思索が出来る(いい意味での)インテリではなく、会社で上手いプレゼンが出来て、会議でちゃんと意見を聞いて、理解することができ、かつ的確に意見を言える、国際的に通用する「できるビジネスマン」のイメージが、今回も最終目標のような気がする(これはITがスローガンだった森首相のころから変わらない)。
 この方向性は、すべての事柄を経済の再生に向けてシフトして、日本丸を沈まないようになんとかしようと躍起になっている日本の現況をそのまま反映しているのだろうし、そんな努力ももちろん大いに必要で、それ自体、全面的に否定するつもりはないのだけれど、そればっかりで染め上げようとすると、逆に沈む原因を作ってしまうような気がして心配である。

 古文のほうは、「源氏物語」の本文の違うのを二つを並べ、三つ目に校訂した古人がその部分に関して書いてある文章を載せるという、本文三つある出題。新傾向ではあるが、ちゃんと基本古語を絡ませてあるので、問題として奇抜ということはない。ただ、おそらく新テストでは文法をダイレクトに聞くような問題は敬遠されるのではないかしら。本文を一字一句深くやるのではなく、関連文章もしっかり教えて、広く押さえられる実力をつけさせないといけないのだろうねえと同僚と話した。
 ということは、今回の試行テスト。一見新しい感じもするが、センターで出題傾向が固定化し、それに合わせた授業をし始めた以前の、社会的背景を押さえたり、関連資料を色々読ませたりして、色々膨らませてやっていた大昔のやり方の戻ればいいという面もあるのかもしれない、というのがベテランん先生の意見としてあった。若い先生は新しく見えるが、ベテランは温故知新的に見える部分もある。それはそれで悪くない傾向のような気もする(つまり、新テストのいい面も確かにあるように思う)。

 ところで、この話を他教科の方に話したら、どの教科も似たり寄ったりの傾向だったらしい。地歴の人に話したら、そんな方式の問い方は地歴ではしょっちゅうやっているとのことで、国語までそんなことやるんですかという意見であった。理科も表からの読み取りなどは日ごろからよく使う。数学は、計算の前に国語的な能力がいる問題だったという。この場合も、説明文から、意図をくみ取り、なにをすべきかを考えないといけないという点で、新学力観に合致している。けれども、これも、いうなれば、計算前に間違った理解をしてしまう人が一部出るというレベルの話。こちらの考えている国語の実力とは違っているが、広く浅い意味での「国語力」は、逆にこれまで以上に必要になっているともいえる。

 以上、漠然としたイメージでしかないが、「金太郎飴」のような出題になってやしないかというのが今回の試行テストの個人的な感想。今後、教育自体がこの種の能力の伸長に躍起になるので、授業自体も教科が違っても同じようなことをやってしまって、単調になってしまうのではないかと心配する。それに、生徒は「国語って、こんなもんなんだ」と思って、技術的に対応するだけで、深く掘り下げなくなるのではないか。
 今後、こうした新学力観に合わせた教育が求められ、授業も大きく変化していることになるけれど、「そんなんでいいんかい?!」という思いが常に心に湧くので、意欲がわかず、どうにもこうにも、個人的には辛いことになりそうである。

 先に、この数十年で、国語教科書から「文学」的要素がどんどん消えていっていると指摘した(だって、当時は、近代短歌史、俳句史解説まで教科書本文としてあって、習ったし、教えもした)が、もう「文学的教養」なんて、本当に吹っ飛んでいきそうである。
 こうした傾向に合わせて、いずれ教科書も、図表やイラスト、写真が多用されたものになり、対応の「実践ワーク」みたいな副教材が必須になってくるだろうと推測される。こうした能力をつけるさせるには、作業ワークが一番の近道。

 こちらの勝手なイメージなのだが、こうした教育をしていると、表面上、社会に出てソツなく生きていくにはいいかもしれないが、内面の陶冶が十分できないので、「いい歳こいて、そんな軽はずみな事件起こして‥‥」みたいなことが乱発する世の中になるような気がする。
 ただ、その分、ご商売は国際的になって上手くいってV字回復することもあるかもしれないし、最近はさっさと予定変更するので、どうなるかは分からない。この種の聴き方はさっさとパターン化して行き詰まり、変えようという話がまたぞろ出ることも十分考えららる。
 国の教育の成果は、三十年後に国民の資質となってはっきり出る。三十年後がどうなっているか、不安でもあり、楽しみである。唯一の問題は、こちらがそこまで生きていない(泣)。

(以上、さらっと見た程度での感想で、かつ、教員との立ち話程度の取材で、全然、厳密ではない。そもそも推進派から見たら、ネガティブモード全開の意見に過ぎないと思われるだろうし。言い捨て御免)


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# by hiyorigeta | 2017-12-23 20:27 | 教育・世相 | Trackback | Comments(0)

あやちょ

 この前も書いたが、アイドルグループのリーダーで美術史専攻の大学院生和田彩花(あやちょ)がやっている美術について語るラジオ番組がためになって面白い。欠かさず聞いている。
 ネットで毎週アップされている東海ラジオの「ビジュルム」。
 東京でどういう美術展をやっているのかの情報を得ることができるのが、まず一番のお役立ち。彼女は、ちゃんとその展覧会に行ってきて報告してくれるので、どんな内容かもよくわかる。(聞いた段階でもう会期が終わりのほうというのが、行かないにせよ、ちょっと残念だけど。)
 「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」展は、原画展でなくて、ドラえもんをモチーフにした現代美術アーティストの競演といった内容だとか、同じく六本木森ビルで「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」展を今やっているだとか。
 レアンドロと言えば、地元、金沢21世紀美術館のプールが有名で、この人の名前はそれで知った。だから、他にどんな作品があるのか気になっていたので、今やっていると聞いて、ちょっと興味をもったりした。
 あやちょがさすがだと思うところは、自分の観方をしっかり人に伝えることができる点で、自分なりの見方ができていないと、結局、通り一遍のどこかに書いてあるような感想になってしまう。つまりは、感性がないのを隠して、調べもので胡麻化さざるを得なくなる。それが、彼女には全然ない。感じたことをはっきり言うことができ、それは、大学での勉強に裏打ちされているので、ちゃんとした意見になっている。
 今回のレアンドロ展、面白かったといいながら、どこまでが美術で、どこまでがギミックかと思わせる、というような指摘をチラリと入れていて、面白かった。面白かったのは事実だが、ちょっと美術として疑問を持ったのだなというニュアンスがちゃんと伝わった。
 ドラえもん展のほうは来年初めまでだが、レアンドロは来年春までやっているようである。森美術館は、ル・コルビュエ展以来行っていない。是が非でも行かねばならないというような強いモチベーションはないけれど、行けたらいいなレベルの気持ちはある。
 それにしても、今年の秋は運慶展を無理やりでも都合をつけて観に行けばよかったという残念感が今も残っている。

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# by hiyorigeta | 2017-12-18 21:05 | 日々の生活 | Trackback | Comments(2)

珈琲が美味しかった

 土曜日、部活指導中、寒さに中座して、近くのドラックストアで「貼るカイロ」を購入する。いよいよ寒くなってきている。今日日曜、気象台発表で三十センチの積雪。フワフワ雪で数字ほどたくさん降った印象はないが、今年一番の積雪であった。
 季節が季節だけに、スーパーの葉物は高値で、安い野菜は何かなと、それを選んでから、それに見合う料理を考えるのが仕事終わりの定番の動き。
 先日、デパート地下で、ちょっと高級な花ガツオや青のりやアミ海老(オキアミ)を買ってきていた。お好み焼き用のソースは冷蔵庫にある。後、野菜と豚小間切れを少量買えば、お好み焼きが出来るのだが、キャベツや葱もこのごろ慢性的に高価で、庶民のお好み焼きも、ちょっとした高級夕飯メニューになっている感あり(ちょっとオーバー?)。
先日、珈琲ドリップバック(一人用のカップの上にのせるタイプ)を頂いた。メジャー豆会社のでない、専門店の名前だったので、ネットで調べると、軽井沢にある人気珈琲店のもの。お店のHPで商品案内を見ると、一パックで、安物だったら十杯近く飲める品。もう喫茶店の珈琲の場所代を抜いた値段に近い。ということで、職場で、かなり念入りに基本通りに作りました。
 味はレギュラー。個人的にはモカが好きで、モカ風味だったら安いものでも喜んで飲んでいるのですが、その他の味だったら、美味しいのが飲みたい。今回は、そんなちゃんとしたレギュラー・ブレンドの味がしました。
 この前、ちゃんとした粉を買ってから、家にある珈琲解説本を読み直したりして、ちょっと珈琲再勉強モード。定年後、時間があるから、珈琲ぐらい、ゆっくり美味しくたてたいものです。

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# by hiyorigeta | 2017-12-17 21:59 | 食べたもの・飲んだもの | Trackback | Comments(0)

歯痛その後

 腫れと痛みで急遽行った歯科医院。次週、歯の検診と、どうするかをお聞かせくださいということだった。その一週間はあっという間にたって、当日。
 この話は、今後、歯をどういう方向で残存させるかということで、統一したコンセプトが必要である。矯正やインプラントのような長期的なことを見越してというのは、もうこの歳ではあまり意味がない。その場、その場、場当たり的にやっていって、死までもたせるというようなことでいいなあというのは、すぐに決断できたけれど、で、どうするか。
 いずれ抜歯しないといけないということは判ったが、今回、急にホイホイ抜歯するのはいったん止めたいということにした。先延ばしといえば先延ばし。
 セカンドオピニオンということも脳裏をかすめたが、またレントゲンからはじめないといけないと思うと、その手間と費用も馬鹿にならない。
 それで、結局、中途半端に放置状態となった。
 それよりもびっくりしたのは、検診で口中の写真を見せられた時。
 歯並びが悪く、かみ合わせがよくないというのは前から聞かされていて、実際ガタガタで、そうだろうなという歯並びになっていて、かつ、だいぶ治療されている歯ばかりになってしまっていることもわかっていたので、見て見ぬふりができたけれど、えらく茶色く汚れているのには自分の口の中ながら、気色悪かった。珈琲好きと、いい加減な歯磨きで、歯は茶色い歯垢が全体的に付着していて汚い。
 これ、一言でいえば、「不潔なじいちゃんの口の中」である。自分がバッチイ爺(じじい)になっていることに、そうだろうなとは思っていたけれど、ちょっと悲しい気持ちになった。チョイ下年齢で、きれいな歯並びの人の写真も見せられたけれど、なんとも羨ましいかぎり。歯医者さんのやり口は、ちゃんとしないといけないというプレッシャーにはなりますねえ。
ということで、今後、歯に悩まされる後半生を送りそうで、ちょっと憂鬱。

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# by hiyorigeta | 2017-12-16 14:56 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)

今年の話題

 朝、ニュースの天気図を見ると、日本海側雪、太平洋側晴れの冬型のパターンが多くなってきている。今はシャーベット状の雪が数センチ積もる程度の積雪で推移。12月、暖かい月のこともあるが、今年は寒いほうかもしれないと世間話で出る。
 そろそろ今年回顧の時節。
 今年の流行語大賞は「忖度」と「インスタ映え」。「忖度」で決まりかなと思っていたが、確かに「インスタ映え」のほうが、スマホがらみで世間的にはよく使われた。「忖度」のほうは、権力に対するへつらい的につかうのが「今、流通してる意味」なので、使いどころがちょっと限定されるかもしれない。
 今年の話題曲。去年の「逃げ恥」の曲「恋」とそのダンス(恋ダンス)ような年寄りも分かるヒットはあるのかな? と思っていたら、ありました。
 荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」のリバイバル。大阪の高校のダンス部がバブル時代に流行ったような、今見るとえらくおばさん臭いファッションに身を包み、キレキレのダンスを踊るという動画から火が付き、ご本人とコラボしたりした。話題ということで、紅白でも見られるらしい。ブルゾンちえみとか平野ノラとかも同じような恰好をしているし、あの手の格好がお笑い的に受けた年。
 ということで、案の定、愚妻の職場の忘年会の若手の芸は、あの格好でこの曲だったという。
 ネットで検索すると、自分の娘に「ダンシングヒーロー」のステップを教えてほしいと言われ、面映ゆかったという荻野目本人の話があって、ちょっと面白かった。子供は御本家から習ってきたとか言って、学校で踊りを披露するのだろうか。
 それで思い出したのは、ブログを時々読んでいる女優のともさかりえ。自身が出ている古い映画を中一の息子と観ていて、若いセーラー服姿の彼女のことを「ママは、この頃、ブスだったんだねえ」と言ったたそうだ。本人、大爆笑。子供にしてみれば「今のママのほうがずっといい」ということらしい。
 お相手役に告白するシーンもあったらしく、今度は息子のほうが大爆笑。それはそうだ。ぐっと若く、セーラー服を着ている自分の母親が、映像として動いているだけでもちょっと変な感じがするだろうに、母親が知らない男に言い寄っているのだから、これは確かに笑うしかない。

 閑話休題。
 世界的なトピックとしては、問題の多い人物がアメリカ大統領に就任して、アメリカ・ファーストの政治に邁進しはじめたこと。戦争の火種は大きくなるばかり。心配。
 日本に目を転じれば、日本の信頼の技術立国のイメージが崩れてきているのがはっきり表立ってきた年であったかと思う。これまでもこの日誌に書いたが、色々な方面でうまくいっていないところが表面化してきている。それなのに、テレビでは、外国人を呼び寄せ、「日本、ワンダフル!」を言わせる自己肯定感助長番組は相変わらず多い。
 職人技を持っているのはもう高齢者。引退しないで仕事を続けているから何とかなっているだけで、「伝承」ということになると心許ない。どこかで、ぐっとレベルが落ちる瞬間がやってくる。
 教育の分野でもそう。しつけをしっかりとか、ベーシックな部分をしっかり押さえることを若手がしなくなったところがあって、それが常態になってくる。年寄りは不安である。
 最後に今年の漢字。「北」。色々理屈はつけていたが、メインは北朝鮮の脅威を意識したチョイス。正直、あまり面白くないし楽しい話題にもならない。「今年の漢字」も二十回を超え、少々息切れ。

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# by hiyorigeta | 2017-12-15 22:15 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)

石鹸使わない

 どうも最近、シャワーの時に、体をボディシャンプーでごしごし洗いたくない気持ちがあって、お湯洗いだけにすることが多くなった。石鹸は二回に一回ペース。
 どうして、そういう気分になるのだろうと愚妻に話すと、老化で皮膚の油分が足りなくなっている上に、石鹸で油分を取るから、皮膚がガサガサになる。それを無意識に嫌うからだろうとのこと。
 同年代の方に、この話をしたところ、その通りで、私は三日に一回しか石鹸を使わないという。女性さえそうなのだから、私が石鹸つかいたくなくなっているもの、不潔とかそういうレベルでなくて、まったく普通のことなのだと思って、ちょっと安心した。
 この前の歯のことも含め、本当に微妙だけど、色々ちょっとずつ違ってきていて、それに意識的無意識的に対応しているのが今、という感じである。
 ただ、これも今だけ。一番、実感として「あれ、あれ」と思う時期だから。七十歳を過ぎると、イヤイヤ、俺もまだまだ若いんだ、なんてきっと言い出すのだろう。どことなく、これもお決まりのパターン。
 石鹸使ったら、本当なら、なにか保湿成分入りのクリームなんかを塗るのがいいのかもしれないが、そういうお手入れも面倒くさいし、塗るの自体が好きではない。
 そもそも、お美しい女性が肌もあらわにゆっくり塗っているというのは、ちょっと絵になるけれど、老年男性が、お風呂上りに、たぷたぷお腹の半裸で、せっせとクリーム塗っている図は、想像しただけでも、どうにもこうにも、いただけません(笑)。

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# by hiyorigeta | 2017-12-13 14:54 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)

急に歯痛

 ちょっと上の歯に違和感があるなとは思っていたら、ある朝、口蓋がぷっくり腫れていて痛くなっていた。そのまま放置していたら、翌日にはかなりの痛みになり、これはアカンと、急にお願いして歯医者へ。
 かみ合わせが悪く、特定の歯に圧がかかり、歯を支える骨がなくなってグラグラになっているという。そこに細菌が入り化膿して膨れているそうだ。抜歯が必要と言われ、いくつかの治療方法を説明されたが、その中に「矯正」というのがあった。
 「若い子が歯に銀色のワイヤーみたいなのをしているあれですか?」と聞いたら、「それだ」という。「年寄がしているのはあまり見たことないですが、そもそも堅くなっている年寄りの歯にそれをしても効果があるのか」と聞いてみたところ、「還暦をすぎた人には勧めていない。お宅はギリギリ大丈夫」とのこと。歯並びをよくするわけだから、抜本的解決になるわけだが、「この歳で、そこまでして歯をなんとかするか、しないかの問題ですね、余命を考え、その時その時で対処を考えてやっていくというのと、どっち路線を採るかということですね」と聞き返すと、まさにその通りとのこと。
 対処治療の場合、ブリッジ、入れ歯、インプラント、抜歯したままそこは空けておくなどの方法があるという。
 今回、すぐに抜歯するのは止めて、考えることにし、応急処置だけしてもらう。治療中も治療後も結構痛く、もらった鎮痛剤を飲んで、家で安静にしていた。ボルタレン錠剤(25mg)は腰痛の時にもらって以来、久しぶりのような気がする。飲んだ途端、眠気が襲って数時間ばったり。
 以前の治療で奥歯を抜いて、ひとつブリッジにしている。これで二本目。いよいよ自分の歯がなくなっていく路線に入ってきたのかと思うと、ちょっと悲しいが、そもそも夜の歯磨きを省略したりして、歯にとってあまりいいメンテナンスぶりではなかったので、自業自得である。
 今度までに決めなばならない。どれが、妥当な対処法なのだろう。

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# by hiyorigeta | 2017-12-11 22:45 | 日々の生活 | Trackback | Comments(2)
 CD話のつづき。
 CTIレーベルの売れ筋盤は、何度も再発売されており、この前も、廉価盤が出て、それが売り切れたあたりで、また、値段を通常に戻したバージョンが発売されたりと、いろいろ動いている。
 それ以外の、どちらかというと地味な盤が、CTI五十周年とか銘打って、今回復刻されたけれど、パッケージを開けて驚いた。スリーブの紙は表紙だけで裏がない。LP発売時はダブルジャケットで、多くの場合、ピート・ターナーの芸術的な一枚写真が、表から裏表紙にかけて巻き込むように配されていた。それなのに、今回は表だけでばっさり切られているのである。写真が寸断されている。これでは台無しである。
 いい加減なものが多いジャズのジャケットの中で、このレーベルは、珍しいダブルジャケット仕様で、芸術的な意匠が施され、それも、このレーベルの魅力のひとつになっていた。製作者のクリード・テーラーは、単なる音源ではなく、はっきり売れる「商品」としてのレコードづくりを意識して作っていた旨、インタビューで答えているのを大昔読んだ覚えがある。
 ということで、高齢の彼が、これを見たら、きっと悲しみます。前回のは、同額の廉価盤ながら、ちゃんと裏表紙も印刷されていて、CD自体もブルースペック仕様。個別のライナー・ノートはなかったものの、汎用版のものが印刷されていた。今回のCDはブルースペックではないし、情報のほとんどない前置きのような短文が裏に印刷されているだけ。たしかに、いちいち個別のライナーつけていたら経費がかかるからとはいえ‥‥。これでは、雑な造りの輸入盤とあまり変わらない。
 色々な分野で、国産製品のコスト削減に励んだ挙句、そんな製品レベルなら、輸入品で十分ではないかとなって、国内企業が負けていった事例を知っている。日常生活用自転車なんて、完全に外国に押された。
 まあ、今、輸入盤がそう安くもないので、対価格比でこっちを買ってくれる人はそれなりにいるだろうけど、レート次第で、どうなるかわからない。
 今回は、同じレーベルで同じ値段なのに前回と製品グレードが違ったので、なお目立ったというところもある。せっかくの大好きなレーベルで、買い漏らしていたのを買いためようと思っていたにも関わらず、昔のLPの雰囲気が味わえないのは(このシリーズ買う人は、あの頃のことをリアルタイムで知っている人がほとんどだろうから)、なおさら、残念に思うのではないかしら。(おそらくあまり数が出そうもないので、製品のグレードを落とさないとペイできないと踏んだのだでしょうねえ)。
 LP時の内ジャケットも印刷されていないから、パーソナルの表示も、主要なメンバーだけであとは「アザーズ」で省略されているのも残念。

 さて、実際、このあまり有名ではないCTIの諸作を五枚ほど(タバコの意匠の「ベンソン&ファレル」など)買って、聞いてみた。
 うーん、確かに駄作ではないけれど、音に変化がなく単調だったり、アレンジが平凡だったり、どことなくインパクトが弱いものばかりであった。よく言えば、CTIにしてはソロが比較的長いという特色はあって、それを聞くべきなのかもしれない。売れなかったのは、むべなるかなという感じである。 
 というように、ここのところ、ちょっとまとめてCDを買った。冬の夜長、ゆっくり一枚一枚、聞きなおしていきたい。

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# by hiyorigeta | 2017-12-09 20:42 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)

ボーナス時期なので

 ボーナスをあてこんだCDの廉価再発売やお買い得の割引セールに、うかうか乗って、ここのところ、CDを立て続けに買っている。
 クラシックでは、メジャー曲の一枚ものは買ってあるが、実は、その他の曲も入ったまとめものが割引で出ていたので買ってしまったりした。例えば、クーベリック~バイエルンのモーツアルト交響曲。有名な四十番四十一番の一枚ものは持っているが、「ハフナー」以降の後期交響曲をもまとめたものが3枚組になって出ていたので、それを買ったりした。
 ジャズは、前に書いたCTIの買い漏れもの。ヒューバード・ロウズのカーネギーのコンサートとか、ミルト・ジャクソンの標識ジャケット「グッドバイ」など。
 そのほか、昔買いそびれたフュージョン諸作の買い足しも継続中。例えば、チック・コリアの「リターン・ツウ・フォーエバー(RTF)」のライブ。当時、LP四枚組で出て、ほしかったけれど、高価で買えなかった。それなんかを買って聞いている。
 CD選びは、もう典型的に若い頃の落穂ひろいのような選び方。
 今触れたモーツアルトだって、考えてみれば、わざわざ落穂ひろいをしなくてもいいのだが、ジャケットを見ると、ああ懐かしい、あの時、他のシンフォニーも買いたかったけど、そこまでお金回せなかったよねというもののほうが、下手な新録音より思い入れがあって食指が動くという年寄りの心理がある。
 このため、一枚ものの古い盤のほうがいらなくなるのだが、意外に解説などに愛着が湧いてきて、さっさと中古に売り飛ばすということもできず‥‥、という事態にもなっているのだが、まあ、どこかで手放すことにはなりそうである。

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# by hiyorigeta | 2017-12-08 03:41 | 音楽・ジャズ・オーディオ | Trackback | Comments(0)
 平日の午後、駅西地区で研修があったので、そちらへ。強風だったので、ビル風で、出入り口あたりはもう突風といっていいほど。人工物が発生させた、本来なかった似非自然現象。途中、吹き飛ばされそうになり、道路標識に抱きついて事なきを得た。
 研修が始まる前、眠気防止に缶コーヒーを飲もうとビル内の売店へ。そこで「無糖カフェラテ」なるものを見つけた。ご存知のように「ブラック(無糖)」は、正直、全然美味しくない。無糖でもミルク入りの「カフェラテ」ならと、これを購入し飲んでみた。
 確かに、珈琲とミルクの味がし、全然甘くない。つまり、家で、珈琲をつくり、半分牛乳を入れて、レンジでチンして飲む味とほとんど同じである。ちょっと薄くて、本当の牛乳の味ではないが、それらしい味はしている。なぜ、今まで無糖のラテがなかったのだろう。表示を見ると、カロリーもグッと控えめ。
 甘い缶コーヒーは高カロリーで、毎日飲むとブクブク肥る「悪魔の飲み物」と言われているけれど、これなら飲んでも心配なさそう。
 ただ、美味しいのかと言われると、甘さのない珈琲風味の薄いミルクなので、そうでもない。つまりは、これなら大丈夫という安心感で飲んでいるという感じである。
 荒天のため鉄道がとまって講師が延着、終了はラッシュの真っ最中にズレ込んだ。気をまわして外回りコースで帰ればよかったのに、最短町中コースをとったため、結構な時間がかかった。そこで、車の中はCD鑑賞タイム。

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# by hiyorigeta | 2017-12-05 03:27 | 食べたもの・飲んだもの | Trackback | Comments(0)

今時言葉いくつか 

 以前は匿名掲示板2chで使われた省略語や隠語がネット上の健全なところにも使われるようになって、日常語にも混ざり……という具合で今時言葉が出てきたが、この掲示板の勢いはもうなく、今はスマホで打つ用に利便化された言葉が今時言葉として、日常会話に紛れ込んだりしている。「うp」なんて言うのはおそらく2ch時代からの語。
 
 よく聞く言葉に「バズる」というのがあって、「る」をつけて動詞化しているのは分かるが、バズが分からず、ネットで調べると、「特定の単語や物事がインターネット上で爆発的に多くの人に取り上げられることを意味する」とある。SNSで急に話題となった時などに用いられるという。「Buzz」とは「口コミ」というような意味らしい。知っている文の中に当てはめても問題なく意味が分かったので、そういうことらしい。

 「パリピ」というのは、使い方から推察して、盛り上がればそれでいい系の人たちのことを言うのだろうというのは判っていた。「ピ」は「ピープル」だろうとの予測もつく。ただ、「パリ」がわからなかった。これは「パーティ」の略だという。 いずれにしろ、最近の若者にすごく感ずる、「盛り上がる」ことが大事なコミュニケーションのバロメーターになっているというのが、流行語にもはっきり感じられる「希ガス」(笑)。

 他に、よく意味がつかめていないのが「エモい」。英語の「emotional(感情の)」のエモだということは分かるし、エモいロックなら、気持ちをゆすぶられるロックというよな意味だろうと思っていた。
 調べると、「今は「なんとなく寂しい気持ちや悲しい気持ち」を表す言葉として使われています。」とあって、「あれ、へえ。」と思っていたら、別のサイトの説明では、「もうそんな意味で使われることは少ない」とあって、なんだなんだ、そうコロコロ意味が変わっては、年寄りが分からなくても仕方がないなという気分であった。
 はっきりしてはいないが、心揺さぶられるというような時に使うのが、まあ、今現在のメジャーなニュアンスのようだが、時に、これは「キモい」(気持ち悪い)と同じ意味で使われているのではないかと思う用例も少しあり、混ざっている。こっちの意味は、特に「性的な感じがして気持ち悪い人」のこと。ただ、流行語辞典のようなサイトでは、注として、2017年現在、こっちの用例は減少傾向だとある。もう、一年単位で言葉のニュアンスは変わっていくようだ。 いずれにせよ、グッドな意味かバッドな意味かさえ、はっきりしない実に年寄り泣かせなのが今時言葉のようだ。

 最後にもうひとつ。「セフレ」。これも時々聞く。さっぱり解らなくて、愚妻に意味を知っているかと聞いたら、「女性に聞くような言葉ではないから、自分で調べなさい」と言われ、ネット検索すると、………。確かに。

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# by hiyorigeta | 2017-11-30 02:44 | 文学・ことば | Trackback | Comments(0)

こんな日々です 

 金曜夜、宴席があって駅前のホテルに。忘年会シーズン突入前にやってしまおう路線の関係同僚会。
 バスから眺める繁華街の風景は、もうクリスマスモードで、まだ十一月というのに、一気に年末を感じた。複合商業ビル前の広場にはクリスマスツリーが。木々もイルミネーションでライトアップされている。香林坊近辺は青っぽいLED、武蔵が辻近辺は白っぽい。宴会場所は高層最上階で、市内日本海側の夜景が楽しめた。
 土曜は、終日、県外選手も来る大会の運営業務。ホッカイロを体に貼りまくりの世界で、風邪を引かないように気をつける。
 翌日曜は休日だったが、遊びに行く元気もなく家で過ごす。タイヤは今月上旬に早割サービスを使ってさっさと交換済み。冬用足マットやスコップを積んで本格的な雪に備える。

 今回、家で聴いていたCDが、先日、リサイクルショップの投げ売り箱で見つけた、映画「ボディガード」のサントラ。百円也。例の「アンダ~~~」ってやつである。もう二十年前の曲だが、ちゃんと聴いてみると、ホイットニーさん、歌巧いですね(今更)。声のコントロールが完璧。他も魅力的な曲が多くて、超お買い得でしたが、売れなかった邦楽CDばかりが放り込まれていたこの箱に、なぜこれが? という感じだったのですが、調べてみると、これ、世界で最も売れたCDランキングの上位なんですね。もう千万枚の世界。ということで、需要がないと踏んだのだろうと想像しました。

 今、CTIレーベルで、有名作に隠れた地味目の盤が限定で出るので、それをいくつか予約しています。いくらCTI好きとはいえ、コレクション的にコンプリートする気があるのかというと、さすがにちょっとそれはやめとこうかと思案中。

 お出かけの時の携帯音楽機器「ウォークマン」は、今回のようにバス待ちなどで重宝して使っています。何年か前、管理ソフトを「Xアプリ」から「メディアGO」にするということで、書き換えたのですが、正直、前より不便になったようで、今一つという気がしていたら、また、ソニーから「ミュージック・センター」というソフトに変えるようにという指示があり、家の遅いパソコンでダウンロードしなおしました。そしたら、どこかで観たことのある画面。何のことはない、前の「Xアプリ」そっくりなのでした。
 調べてみると、統合型のソフトを目指し変更したが、会社の事情かなにかで、また「Xアプリ」ベースに戻したということでした。
 バージョンアップし続けるというのなら分かるが、こうもコロコロと換えるのはちょっといただけないなあ。
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# by hiyorigeta | 2017-11-27 22:01 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)

いよいよ北陸の冬

 夕方、雨の上、風も強く、木々がざわざわと揺れ、早くに暗くなるので、物悲しさが漂う職場。全体のスチームは放課後切れるので、後は、エアコンでまかなってきたが、いよいよ、それでも寒くなり、石油ストーブを使いだした。
 鰤起こしの雷もうるさく、典型的な北陸の十一月下旬。私の職場の居場所は、建物の構造上の問題か、ヒユーっという風切り音が少しの風で鳴り始め、それが高くなったり低くなったりと音程を変え、物悲しさ感を助長する。精神衛生上、非常によろしくない。
 今日は、朝、車の温度計に凍結注意マークが出ているのを発見。今年初。ただ、日中は青空が見えて、憂鬱さは、ようやく一段落となった。
 部の大会引率、その裏番組であったテストのマルつけ、次の定期テストの作成と、通常営業以外の仕事が次々と入り、なかなか、あわただしい。
 家に帰って、鍋を作って腹を満たし、少量の晩酌。眠たくなって、さっさと寝、早朝、暗い中に起きだして、朝食、昼の弁当を作り、ほったらかしている家の雑用などをしていると、本来、動かねばならない時間帯となる。
 ということで、冬は基本こうした暗い中での動きで、明るくなって少し経った頃には出勤しているので、冬季は「家=夜」の生活になる。太平洋側の人は、こうした雷と風と冷たい雨・霙・雪の荒天に降り込められ、家に籠る雪国の人の生活の感覚が分かるかしら。

 さて、冬は鍋。といっても、鍋もどきというのが一番多い。冷蔵庫にだいぶ前から鶏胸肉が冷凍されているから、そろそろ食べないとね、といったレベルで、使うことにし、野菜室にある野菜で鍋に使えるものを切って普通のステンレス鍋に突っ込む。まあ、具沢山スープといったほうがいいのかもしれないレベル。スーパーで買ったスープ餃子をメインにして、後は同様に野菜を突っ込んだり。
 大根は一本買うと、夫婦二人ではすぐにはなくならないねえ。
 味も味噌味にしたり、中華スープ味にしり、ポン酢にしたり、そんなこんなのバリエーションで冬は乗り切る。そうした汁物モードに、ここのところ入ってきた。まだ、冬序の口なので、飽きはしていない。

 CDはコンスタントに買っています。昔の盤の廉価復刻で御贔屓の奏者の、聴いていないもの中心。この前買ったのは、ネイティブサンのモントルーのライブ。大ヒットしていた頃はサックスだけだったのに、後、トロンボーンが入ったのですね。テーマ部は、一瞬、クルセイダーズのようなサウンドになります。ライブということで、加工していない音が聴けて、熱いソロもたっぷり。
 同様に、ディスクユニオンが復刻したスティープルチェイスの諸作のうちから、スタン・ゲッツ(ts)のカフェ・モンマルトルでのライブ。バックが強力で、選曲も魅力。チックの「ラ・フェスタ」なんかをやっています。最近、ガッツのある純ジャズライブ物を買っていなかったので、ゴリゴリ吹きまくるサックスは新鮮。
 そんな熱いライブを枕もとで流しながら、即、お眠り。
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# by hiyorigeta | 2017-11-21 21:45 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)
 この秋、愚妻は京都の国宝展の開幕日に行って四期あるうちの第一期の「風神雷神」などの実物を見た。彼女の友人は、一期ばかりか三期も行ったという話も聞こえてきた。その上、一昨日、大学の同級生のブログを見たら、東京のこの秋の目玉展覧会「運慶展」に行ったと詳細な感想も載っていて、あれあれ、みんなアクティブに美術の秋を満喫しているなあと羨ましさがあった。(まあ、じゃあ、行けばいいだけじゃん、という声も聞こえてきそうだけど。)
 さて、ではと、ぐっとスケール小さく、上記の文学展を、昨日、車で十分かからない「石川近代文学館」にて観る。
 直接漱石とはゆかりがあるとは言えない石川県ではあるが、ナンバースクールとして「四高文化」が花開き人材を輩出したので、その絡みで間接的な関係は結構多い。漱石は松山中学、熊本の五高に赴任していて、当時、教授たちは各地の学校に転勤していたりしていて、その縁でつながっていたりする。
 また、昨年は没後百年だったそうで、新たに見つかった漱石宛絵葉書の展示もあった。金沢市玉川図書館には漱石の蔵書印のある「陶淵明全集」があるというのも、今回初めて知ったことである。弟子筋や教育関係者以外の、高名文学者の掛け軸なども少しあって、それはおそらく展示品として高額なもの。残念ながら漱石直筆はほんの少しだけだったが、展示では人となりが分かる記述を紹介していて、それを読むだけでも当時がしのばれ、面白かった。日曜日だったが、鑑賞者は後から一組。天候も今一つで寒いし、我々もこれだけ観て、まっすぐに帰宅。
 車のフロントガラスに、霙がパラパラと当たっているのが見え、いよいよ冬まじかに来たれりといったところ。
 夕食早めに。ありあわせの食材で鶏鍋。それが、今日の朝と昼のおかずにもなる。
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# by hiyorigeta | 2017-11-20 18:53 | 日々の生活 | Trackback | Comments(0)

荷風散人宜しく金沢をぶらぶら歩きしたり日々の生活をつぶやいています。文字ばかりですがご容赦下さい。時々日付をさかのぼってアップしたりします。http://tanabe.easy-magic.com


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